アップルはM3 MacBook Airを発表しました。発売は3月8日ですが、閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイに対応したことが明らかにされています。
この新機能が昨年秋に発売された14インチM3 MacBook Pro、つまりMacBook Airと同等チップ搭載のProモデルでも、今後のソフトウェア・アップデートにより利用可能になるとのこと。アップルは米9to5Macに対して、M3搭載の14インチMacBook Proでも閉じたままの状態で2台の外付けディスプレイを表示できることを明らかにしました。
3月5日時点では、M3 MacBook Proは閉じる/開くの状態に関係なく、外付けディスプレイは1台しか繋げません。
現在、開発者およびベータテスト参加者向けにmacOS Sonoma 14.4ベータ版が配信中です。が、このバージョンで実現するのか、さらに後のバージョンになるのかは不明です。
Appleシリコン(アップル独自開発チップ)搭載のMacBook AirとMacBook Proでは、外付けディスプレイの接続台数につき「搭載チップのグレードにより台数が変わる」ことが恒例となっています。
M1からM2世代では、ProやMaxの付かないベースチップ搭載MacBookは、フタを閉じた状態でも外付けディスプレイは1台までに制限されていました。
ただしディスプレイを内蔵しないMac miniは例外であり、M1とM2モデルともに最大2台の外付けディスプレイに対応しています。その点ではようやくMacBookもMac miniに追いついたことになります。
逆にいえば「表示できるディスプレイは最大2台」という仕様は変わらず、これはチップ仕様の制約のためと思われます。
いずれにせよ「家に帰ればフタを閉じた状態でスタンドに置き、外付けキーボードを使う」という人にとっては、待望のアップデートでしょう。いつ対応アップデートが配信されるのか、アップルからの公式アナウンスを待ちたいところです。