Apple Vision Pro、日本での発売準備が本格化?スタッフ募集や日本語対応の手がかり

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルは「空間コンピュータ」こと Apple Vision Pro を今年2月に米国で発売しました。

その他の国や地域については「2024年内」とだけ述べており、具体的な日にちは明らかにしていません。


そんななか、アップルが今週オーストラリアや中国、日本でVision Pro関連の求人情報を公式サイトに掲載したことが明らかとなりました。

記事執筆時点では、すでに日本向けを含めて削除されていますが、オーストラリア向けはInternet Archiveで確認できます。米MacRumorsは、これら3カ国で「ブリーフィング・エクスペリエンス・スペシャリスト」を募集していたと報告しています

求人情報によると、この役職は企業向けにVision Proの機能をデモンストレーションする営業職です。仕事の内容は「製品の機能と革命的な新技術を紹介するデモンストレーションを設計し、実施」「ソリューションや代表的なユースケース、革新的なワークフローを紹介することで、テクノロジー、visionOSプラットフォーム、および製品に対する投資を促す」ことと説明しています。

この求人広告以外にも、米国外でのVision Proの発売が近づいていることは、Appleの未発売製品に詳しい識者の証言や、あるいはアップルのソフトウェアから手がかりが見つかっていました。

まず先月末、アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、今年のWWDC(世界開発者会議。例年6月に開催)前に、同社がより多くの国でVision Proを発売するかもしれないと述べていました。

これは1月に公表したレポートの再確認でもあり、複数の情報筋から裏付けが取れた可能性もあります。


また今月中旬には、近日中に日本語を含む新たな12の言語がVision Proのソフトウェア・キーボードに追加される手がかりを見つけたと、やはりMacRumorsが報告していました。見つかった言語は次の通りです。

  • 広東語(繁体字)

  • 中国語(簡体字)

  • 英語(オーストラリア)

  • 英語(カナダ)

  • 英語(日本)

  • 英語(シンガポール)

  • 英語(イギリス)

  • フランス語(カナダ)

  • フランス語 (フランス)

  • ドイツ語 (ドイツ)

  • 日本語

  • 韓国語

今のところVision Proのキーボードは英語(US)と絵文字しか対応していないため、これら言語の追加対応は、次にアップルが発売を予定している国と関連性が推測されます。

Kuo氏は、米国市場でVision Proの需要が大幅に鈍化しているとの調査結果を述べていました。予想が正しければ、あと数か月で米国まで旅行することなく、日本国内でもVision Proを入手、あるいは店頭で試用できるようになるのかもしれません。



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《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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