Googleが「Pixel 8a」、すなわち毎年恒例の廉価モデルPixel aシリーズの新製品を準備中であるとの噂が、複数の情報源から次々と届けられています。
まず昨年秋、フラッグシップ機Pixel 8シリーズが発表された直後に再現CGと称する画像が登場。さらに詳細な仕様を著名リーカーが「独占情報」として発信していました。
それに続き、信頼性の高いリーカーが細かなスペック表をX上でシェアしています。
今回の情報を発信しているのは、未発表Androidデバイスに詳しいYogesh Brah氏です。同氏はPixel 8が公式発表前に価格を含めた正確なスペックを述べたことや、Nothing Phone(2a)の背面デュアルカメラが横並びになった(製品版と同じ)試作機の写真をシェアしていました。
そのBrah氏が発信している自称リークは、これまでの情報と被る箇所もありますが、次の通りです。
ディスプレイ:6.1フルHD+有機EL, 120Hz
チップセット:Tensor G3
内蔵ストレージ:128/256GBの2種類
背面カメラ:メイン64MP (光学手ぶれ補正) + 超広角13MP
前面カメラ:13MP
OS:Android 14
バッテリー容量: 約4,500mAh
充電速度:最大27W
発売時期/価格:5月/500~550ドル
注目すべきは、バッテリー関連のスペック。バッテリー容量はPixel 7aの4385mAhと比べて微増している一方で、充電速度は最大18Wから50%アップしています。
また発売時期とされる5月は、ちょうど年次イベントGoogle I/Oが開催されるタイミング。Pixel 7aが発表されたのも昨年のGoogle I/Oであり、前例を踏襲するのかもしれません。
ほか、Googleが携帯電話サービス「Google Fi Wireless」の広告にPixel 8aらしきデバイスを使っていたとの報告もあります。記事執筆時点では画像は確認できませんが、Android情報サイト9to5Googleほか複数のサイトが掲載していたと主張し、YouTube動画にまとめている有志もいます。
問題のデバイスの背面にはデュアルカメラがあり、トリプルカメラのPixel 8 Proではないようです。また本体色の1つは、Pixel 7aには存在しない濃いブルー。そしてPixel 8にはカメラの近くに背面マイクがありますが、このデバイスにはありません。
もちろん、これがPixel 8aだと決まったわけではなく、Googleが既存モデルの画像に何らかの加工をした可能性もあります。
もしも5月のGoogle I/Oで正式発表されるとすれば、あと1か月と少し。すでに全てのスペック情報が出そろっている感もありますが、さらなる続報を待ちたいところです。