Amazonプライム・ビデオで公開されるや、瞬く間に世界で人気を獲得して話題になっているSFドラマ『フォールアウト』。その原作となる核戦争後の世界が舞台の人気ゲーム『Fallout』に新作(?)が登場しました。
この新作ゲームは、会社で仕事中でもプレイできる(かもしれない)ところが大きな魅力です。なぜなら、このゲームはExcelのスプレッドシート上で動作するから。
ゲームのストーリーは姿を消したVault 11の監督官を探すため、Mercerと呼ばれる荒野を旅し、その道中で謎を解き明かして行きます。マップはスプレッドシート上に描かれており、プレイヤーはセルからセルへ移動しつつ、Falloutシリーズの基本的なゲーム内容であるクエストとバトルをこなします。
クエストとしては8つのミッションが用意され、ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)風のターンベース・バトルで敵を倒していくことで、次第にパーティーのレベルが上がります。
Excelで動作しているので、このゲームにはAmazonプライム・ビデオのドラマや、そのドラマによって人気が再燃している『Fallout 4』、『Fallout 76』などに見られるレトロフューチャーなビジュアルはほとんどありません。
むしろ、MS-DOS版もあった初代『Fallout』、またその前身とされるゲーム『Wasteland』を知っている人のほうが、このゲームのスタイルを受け入れやすそうです。
社会人にとってExcelは、おそらく仕事中に最も使うことの多いソフトウェアのひとつですが、この表計算ソフトを使って有名なゲームを移植する人はこれまでにもいました。ちょっと探してみただけでも、シミュレーションゲーム『Sid Meier's Civilization』をモチーフにExcelで構築された『s0lly's [CELL]IVIZATION』、FC版『ドラゴンクエスト』をExcelで作ってみたという『ドラエク』『ドラエク2』などを見つけることができます。