6月18日のNintendo Direct で、任天堂がゼルダの伝説シリーズ完全新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』をサプライズ発表しました。
公開されたゲーム映像は、2D見下ろし時代のゼルダをリメイクしたような低い頭身キャラクターながら、新たな『カリモノ』コンセプトを導入した完全新作。対応機種はもちろんNintendo Switch。
物語としては、ハイラルの大地に謎の亀裂が発生し人や物を飲み込み、ついにはリンクまで消えてしまいます。
残されたゼルダ姫はふしぎな妖精「トリィ」と出会い、モノを「お借り」して生成・複製できる力を備えた杖「トリィロッド」を手に入れ、人々を救う冒険に旅立ちます。
「カリモノ」はテーブルや看板といったアイテムから、水の塊、さらには魔物まで。
基本は昔ながらの見下ろし2Dゼルダの構造でありつつ、膨大な数のオブジェクトやキャラクターを覚え、複製し、場面にあわせて生成することでゲームを進めます。
シリーズプロデューサーの青沼氏いわく「今作は見下ろし型ゼルダの当たり前を見直して、新しい遊びに挑戦しました」。
カリモノの使い方はたとえば、
ベッドを積み上げて段差を上り、そのうえにトランポリンを載せてジャンプで壁を越える
飛べる魔物の力を借りて飛ぶ
借り物の肉を置き、集まってきた魔物を別の借り物で一網打尽
大きな観葉植物を置き、風を防ぐ
予告映像中の使い方だけでも、魔物からは能力を借りられること、かりものは組み合わせられること、風のような自然の力があり利用できること、魔物が餌に引き寄せられるなど性質が設定されていることが分かります。
2D時代のゼルダのいわゆる謎解きは、その場面までに手に入れた道具と、その場にあるアイテムや敵を材料に解いてゆくものでしたが、今作では無数のアイテムを借りて呼び出せるため、戦闘も謎解きも膨大なバリエーションが生まれることになります。
高低差のある見下ろしのほか、『リンクの冒険』のようなサイドビューの2Dステージらしき場面も。
『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は9月26日発売。価格はパッケージ版7678円・ダウンロード版7600円。
いわゆる本編ゼルダの伝説シリーズは予告されてから年単位で待ったうえに延期することがたびたびでしたが、カリモノはいきなり今年9月に遊べます。
さらにソフトと同日、Nintendo Switch Lite の特別モデル、ハイラルエディションも発売。
金色の本体に、前面は右スティックの下にトライフォース、背面にはハイラルの紋章を配したデザインです。価格は2万2980円。
大豊作だった今回のニンテンドーダイレクト本編はこちら。