ポケットペアが話題のゲーム『パルワールド』PS5版を世界68か国・地域で発売しました。
日本時間で9月25日朝に配信されたソニーの『State of Play』では、一気に発表されたサードパーティ作品の中でも目玉のひとつの扱い。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントでサードパーティのポートフォリオを統括するディレクターのShawne Benson氏みずから、開発販売元ポケットペアに対し素晴らしいゲームと称賛して感謝を述べています。
ソニーは先日、ソニー・ミュージックとアニプレックス、ポケットペアとのジョイントベンチャーとして、パルワールドのライセンス事業を手掛ける企業、ポケモンでいう株式会社ポケモンにあたる「パルワールドエンタテインメント」を設立したこともあり、PS5版の発売を気にパルワールドを大きく盛り立ててゆく意気込みが感じられる扱いでした。
開発運営元のポケットペアとしてもPS5版のローンチには力を入れており、9月26日からの東京ゲームショウでは大型のブースを構え、ゲーム世界を再現したフォトスポットや、ノベルティがもらえる試遊コーナー、国内初のオフライン物販コーナー、ゲームキャラに扮した公式コスプレーヤー6名、着ぐるみを使った「襲撃イベント」など、多数の企画を用意します。
一方、PS5版パルワールドは世界68か国・地域で一斉発売となったものの、日本国内向けには発売時期未定。
ポケットペアは「楽しみにされていた日本の皆様におかれましては大変申し訳ございません。スタッフ一同、一日でも早くPS5ユーザーの皆様にお届けできるよう努めてまいりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。」と述べていることから、出さないと決めたわけではないようです。
「任天堂が『パルワールド』開発販売元を訴える。株式会社ポケモンと共同、著作権でなく特許権侵害でポケットペア社に「差止め及び損害賠償」求める | テクノエッジ TechnoEdge」
TGSに出ても日本では「現時点で未定」理由は特に述べていませんが、つい先日には任天堂と株式会社ポケモンからの特許権侵害訴訟が話題になりました。
ポケットペア側はこの訴訟に対して、まだ訴状を確認できていないためどの特許かも分からないとしたうえで、インディー開発者が自由な発想を妨げられて萎縮しないように最善を尽くすなど、インディーゲーム開発者の代表として業界のために対処するといったコメントをしています。
「任天堂に訴えられた『パルワールド』ポケットペア社「インディー開発者が自由な発想妨げられ萎縮せぬよう最善尽くす」「開発以外に時間を割くことになり非常に残念」 | テクノエッジ TechnoEdge」