アップルが第7世代となるiPad mini(A17 Pro)を発表しました。
iPhone 15 Proと同じA17 Proチップを搭載したことで、前モデルとなるA15 Bionic搭載の第6世代iPad miniに比べ処理速度が最大30%向上したことに加え、Neural Engineの性能向上によりAI機能のApple Intelligenceもサポート可能になりました。
またA17 ProのGPU性能は第6世代iPad miniに対して25%高速化。レイトレーシングなどの描画機能がサポートされ、『Death Stranding Director's Cut』や、『Biohazard RE:4』といったゲームもプレイ可能です。
他にも、USB-C端子はUSB3(10Gbps)になり従来の5Gbpsから高速化。Wi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3をサポートし、外部との通信性能が向上しました。
外観に関しては、第6世代とほぼ変わりありませんが、新たにサポートしたApple Pencil Proを側面にマグネットでくっつけてワイヤレス充電できるようになっています。
なお、USB-C端子で接続しペアリングすればApple Pencil(USB-C)も使えます。ストレージは最小が128GB。256GBと512GBのモデルも用意されます。
一方、背面および自撮りカメラ(共に12MP)、ステレオスピーカー、電源ボタン部分のTouch ID機能などは変更ありません。
本体カラーはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色。
Wi-Fiモデルの価格は、ストレージ容量128GBが7万8800円から、256GBは9万4800円から、512GBは13万800円から。セルラーモデルは各Wi-Fiモデルの価格にプラス2万6000円。nano-SIMはサポートされません。
10月23日発売で、アップルはすでに予約を受け付けています。
Mシリーズを搭載した小さな高性能機や大きなモデルチェンジを望む層にとっては微妙なリフレッシュですが、従来どおりの立ち位置のiPad miniとしては、前モデルの第6世代iPad miniはストレージ容量64GBで8万4800円もしたことを考えると、性能向上に加えて容量が2倍、さらに6000円も安価になっているのは魅力的と言えそうです。