ARグラス XREAL Air 2が赤だけ30%オフの台数限定「スペシャルレッドセール」

テクノロジー Science
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

ARグラスのXREAL が、本体色レッドのみ30%オフの台数限定セール「スペシャルレッドセール」を開始しました。

XREAL Air 2 レッドが、通常5万4980円のところ3万8480円で購入できます。


Amazonおよび公式ストアでは、本体フレームに貼り付けて着せ替える Kaleido Kit が1枚付属します。

XREAL Air は、XREAL (旧 Nreal) の「AR(拡張現実)グラス」。iPhone 15以降や対応Androidスマートフォン、PCなどにUSB-Cケーブルで接続すれば、数メートル先に半透明の大型ディスプレイが浮かぶように見える製品です。

主な仕様は、視野角(仮想画面の広さ)が46度、画素数1920 x 1080 フルHD、見た目の精細感を示すPPD (視野に占める角度あたりのピクセル数)は49。表示の滑らかさを示すリフレッシュレート(1秒あたりの書き換え回数)は最大120Hz。

旧モデルのXREAL Airや、上位モデルのAir 2 Pro と比較すると、解像度・視野角は同じ。なのでPPD(細かさ)も同じ。リフレッシュレートも同じ

変わったところは、

  • 本体重量が79g から 72gにやや軽くなり、重量配分が改善(レンズ側とツル側で1:1になり鼻にかかる重さが改善)

  • 輝度が最大400ニトから500ニト

  • ツルに内蔵のスピーカーが「第2世代音響システム」になりやや改善。メーカーによれば音漏れもやや減少。

  • 鼻あてが新設計の「ゼロプレッシャー ノーズパッド」になり装着感改善

全般に改善して、装着感も快適になっている一方、接続や解像度・画面の広さ等々は基本そのままとも言えます。


ハーフミラーで半透明の画面を表示する仕組みから、画面の明るさは重要ですが、とはいえ400ニトから500ニトになったところで劇的に見やすさが別物になるほどではなく、明るい場所では現実が貫通して見えるため、しっかり見たいときはいずれにしろ付属のシェード(不透明の目隠し)を装着する必要があります。

(この点、上位モデルの Air 2 Pro は電気的に明るさを変えるエレクトロクロミックレンズを搭載するため、ボタンで調整して見やすくできます)

視力の補正機能は備えないこと、一般的なメガネとは同時に掛けられないため、近視等でバッチリピントをあわせて使いたい場合はそれぞれの状態にあわせたインサートレンズを別途作る必要があります。


なお「AR(拡張現実)」といっても、Apple Vision Pro や Meta Quest 3 / 3S のように、現実と仮想を高度に重ね合わせて表示したり、現実の物体や人を認識して云々の機能は非搭載。

メーカー的には、少し先に画面が浮かんで見える、つまり現実と仮想ディスプレイが重なっているのだから「拡張現実」的な呼び方のようですが、平たく言えば「サングラス型ディスプレイ」です。

XREAL の製品では、最上位の「空間コンピューティングプラットフォーム」こと XREAL Air 2 Ultra ならば、複数のカメラを搭載して物体を認識したり、ユーザーの手の動きで操作するといった拡張現実な機能を搭載します。

Air 2 Ultra は今のところ主に開発者向けで、価格も9万9800円、公式では品切れ中。

XREAL Air 2 レッドの良いところ:付属のUSB-Cケーブルも鮮やかな赤。ウェアラブル用に片側が45度に折れたコネクタだったり、布被覆でかなり柔軟で軽い、映像信号(DP Alt mode)を通すためデータ通信も対応など、意外と使いまわしが効きます。メガネ側の端子が(おそらく安全のため)やや抜けやすく短くなっているのも、用途によっては便利。


《Ittousai》

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