OpenAI、今夜から12回の(ウィークデー)ライブ発表を予告。やっとSoraが使えるようになるの?(CloseBox)

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

毎年この時期に大きな発表をするのが慣例となっているOpenAIですが、今年は1回では収まらず、12月5日から12日分(ただしウィークデーのみ)のライブストリーミングで行うことをXへのポストで予告しています。

OpenAI共同創業者のサム・アルトマン氏はもう少し詳しい情報をXに投稿しています。

投稿によれば、ライブストリーミングは米太平洋時間の午前10時にスタート。日本時間では12月6日の午前3時に最初の発表が行われることになります。

発表内容は現時点では未定ですが、複数の大きな発表と、クリスマスプレゼントの靴下に入るくらいの小さなものがあるとアルトマン氏は説明。

Sora開発リーダーによるポジティブなポストなどから、その中にはSoraが含まれるのではないかという観測もあります。

現在のGPT o1-previewの次世代推論モデルやAGIについての発表も期待したいところ。さらに、動画を認識して音声で対応する機能もまだ一般公開されていません。

2024年2月に発表された生成AI動画Sora。


現在は一部クリエイターのみに公開されている状態ですが、最近になってその範囲を拡大。日本のクリエイターもSoraショーケース作品として取り上げられるようになりました。

その中には、マクドナルドのフライドポテトCMをAIで制作した架空飴さんもいます。

架空飴さんのマクドナルドCMは、Luma Dream Machineで制作されたものでした。

一方、利用できる人がいまだに限定されていることから、そのAPIを勝手に「開放」するという動きもありました。

現在、老舗のRunwayはGen-3を、立体視用ソフト開発会社であったLumaはDream Machineを、そしてKLING、Vidu、Hailuoといった中国企業のAI動画生成サービスが稼働しており、機能拡張を競い合っています。


オープンソースでも、Open-Sora、CogVideoX、Mochi-1、Pyramid Flow、HunyuanVideoなどが登場し、ローカルマシンでの生成が可能になっている状況。

Soraが優れた追加機能とともに一般ユーザー向けに公開すれば、これらの一部は脱落・もしくは路線変更を余儀なくされるかもしれません。

OpenAIがアドベントカレンダーのようにクリスマスに向けて1つずつ技術公開していくのを、AIサービス提供企業は震えて待っているのではないでしょうか。

この一連の発表を忘れないように、Suno v4で2曲作りました。よかったら聞いてください。


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《松尾公也》

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