eSIM非搭載スマホでeSIMが使えるSIMカードほかワザあり通信デバイスにときめく(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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スマホとSIMを求めて世界を取材中。メディアへ執筆多数。海外・中国通信関連の記事や講演承ります。noteや動画配信もやってます。

eSIM非搭載スマホでeSIMを使ったり、eSIMの契約情報を気軽に機種間で移動できるSIMカードが登場。「GlocalMe eSIM Trio」は、SIMカードの中にeSIMプロファイルを保存できる夢のSIMカードです。

CES 2025のuCloudlinkブースに出展されていましたが、正式販売は2月か3月とのことで、販売価格は未定。ブースにいたスタッフが専用アプリで機能する様子を見せてくれました。

対応OSはAndroidとiOS。Androidに対応した同種の製品は以前からありますが、iPhone対応はおそらく初でしょう。eSIMプロファイルを保存しなくとも、このeSIM TrioそのものがグローバルSIMカードとして使えます。というのも、GlocalMeは元々グローバル対応のモバイルルーターを数多く出しており、そのSIMカード版機能がこのeSIM Trioに内蔵されているわけですね。

GlocalMeのモバイルルーターにも新製品が登場。3月に発売する「HyperConn 4G Mobile Hotspot」は、日本でも販売予定があるとのこと。10台までデバイスを接続でき、10時間連続使用ができます。

ちょっと変わった製品では、ペットをトラッキングするデバイス「GPet」が発表されました。猫や犬の首輪に取り付ける小型トラッカーで、モデムを内蔵しています。トラッキングデバイスは一般的にGPSを使いますが、GPetは4Gモデムを使うことでよりリアルタイムな追跡を実現しています。

データ料金は月額1.58ドル(約250円)から。大切なペットが迷子になっても、GPetがあれば見つけやすくなります。同社のペットトラッキングデバイスは2モデル目で、ユーザーニーズの高さが伺えます。

すでに発売中の製品で、高齢者や子供をトラッキングできる「KeyTracker」という製品もあります。上の写真のブルドッグが首輪に付けているのはこのKeyTrackerを骨の柄のケースに入れた「KeyTracker for Pet」です。

USB Type-Cケーブル型のデバイス2製品「UniCord S」と「UniCord P」も今回のCES 2025で発表されました。

UniCord Sは円形デバイスで、USB Type-Cケーブルを巻き取って収納可能。本体にはGPetと同じトラッキング用モデムが内蔵されており、アプリから位置を特定できます。車のダッシュボードに収納し、車載用のUSBケーブルとして使いつつ、万一車が盗難された際、アプリから移動先を追跡したり、警告が行えます。

UniCord SはUSB Type-Cケーブル型の4Gモデムで、モバイルバッテリーやノートPCに接続して給電し、モバイルルーターとして使えます。モデムの端側にはUSB Type-C端子があるので、さらにノートPCなどをつなぐこともできます。データ通信料金はeSIM Trioのグローバルプランと同様です。

CESのブースでは、発売ずみのUSB Type-Cケーブル型や、海外用マルチ充電タップ型のモバイルルーターも展示。海外旅行用に持っておくと、いざというときにホットスポットとして活用できます。緊急用データモデムというわけですね。

※今回の記事をより理解するための補足情報や追加写真を、テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ「スマホ沼」(Discord)に投稿しています。

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《山根康宏》

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