Galaxy S25 Ultraはチップセットが最新のSnapdragon 8 Elite for Galaxyとなり、カメラは超広角も5000万画素と高画質になりました。本体を正面にした際のシルエットは丸みを帯び、前モデルGalaxy S24 Ultraと比べると印象がだいぶ変わっています(写真を多数掲載していますので転載先でご覧の方は、本サイトでご確認ください)。
▲Galaxy S25 Ultra(左)はGalaxy S24 Ultraよりも正面から見た際、丸みを帯びているのがわかります。
本体の厚みは8.2mmで前モデルから0.4mmサイズダウン、重量は218gと、こちらは15g軽量化されました。上部から見ると、薄くなっていることがわかります。重量も実機を手に持ってみると、軽くなったと感じます。
Galaxy S25 Ultraは、本体も持ちやすくよりなった印象です。
続いて本体に内蔵されるSペンについて。
ワコムの技術を採用したSペンは充電不要で手書きが可能。ただ、これまでのSペンは内部にBluetoothとバッテリーが搭載されていました。これは手書きのためではなく、Sペンをカメラのリモコンなどに使うためです。Sペンは、スマートフォン本体に収納中に自動的に充電されるので、充電するという意識は不要でした。
Galaxy S25 UltraとGalaxy S24 UltraのSペンの設定画面を確認すると、違いがあることがわかります。右のGalaxy S24 Ultraの設定画面を見ると、上にあるSペンのイラストの右上に「準備完了」という文字が見えます。これはSペンが充電され、いつでもリモコンが使える状態を示します。これは「エアアクション」と呼ばれる機能です。
左のGalaxy S25 Ultraの画面を見ると、Sペンの右上に何の表示もありません。設定画面にはGalaxy S24 Ultraにあった「エアアクション」が見当たりません。
そう、実はGalaxy S25 UltraのSペンにはBluetoothとバッテリーが非搭載になりました。そのため、カメラのリモコンや動画再生中の一時停止ON・OFFといったエアアクション操作が不可能です。とはいえ、Sペンを実際にリモコンとして使っているユーザーはあまり多くないのが実情でしょう。2018年に発表された「Galaxy Note9」でSペンにBluetoothが搭載されてから5年弱が過ぎましたが、使える機能も増えず、限定的なままでした。
写真撮影を多用する人には、Sペンのリモコン機能は便利だったかもしれません。今後は、市販されているBluetoothリモコンなどを買う必要があります。しかし、それらを買うくらいなら、いっそサムスンのウェアラブル端末を買ったほうがいいかもしれません。日本でもついに登場するGalaxy Ringをはじめ、スマートフォンのリモートシャッター機能を搭載しています。
Galaxy S25 UltraのSペンは、かこって検索などAI機能を使う際、指先よりも便利に画面操作ができます。一見すると退化にも見えるGalaxy S25 UltraのSペンですが、これまでの「手書き+リモコン」から今後は「AI操作に便利な第三のポインティングデバイス」へと進化しようとしているのです。
さて、私はGalaxyの発表イベントをサンノゼで拝見していました。このあと日本へ立ち寄り、以下のようなライブ配信を行います。
【スマホ沼Live】最新Galaxyの興奮を発表会帰りハカセが語り尽くす回【1月27日(月)20時~】
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