MetaのInstagram部門が、スマートフォン用の動画編集アプリ Edits を予告しました。
Instagramのリールなど短尺動画の編集・共有に向けたアプリで、基本的な編集機能のほか、
高画質で操作しやすく、設定が柔軟なカメラ
自動キャプション、背景除去やノイズ除去、AIアニメーション変換など高度なAI編集
組み込みの各種スタンプ、フォント、フィルタ、音声エフェクト等
アイデアやドラフトから投稿・共有までワークフローをワンストップ管理
共同編集にも対応
Instagramの場合、組み込みのアナリティクス機能でエンゲージメント計測、次の動画の計画を支援
課金なし、ウォーターマークなし。Instagram以外のプラットフォームにも使える
といった機能を備えます。
短尺動画に力を入れるInstagramだけに以前からあってもおかしくないアプリですが、このタイミングで完成もしていないのに予告したのは、米国ではいわゆるTiktok禁止法の影響でクリエーターやユーザーが他社サービスに流れる動きがあり、ソーシャルメディア各社が獲得のため動画に注力している状況があります。
特に動画編集アプリでは、短尺動画の世界で人気だった CapCut がTiktokと同じ中国ByteDance傘下であるため、米国ではTiktokと同時に一時的に使えなくなった騒ぎがありました。
今後の先行きは不透明ですが、CapCut は未だに米国の App Store や Google Playでは配信が止まったまま。CapCut は多くの機能が有料課金でアンロックされるため、ユーザーが不安を覚えて乗り換え先を検討してもおかしくありません。
新アプリを発表したMetaのInstagram責任者 Adam Mosseri 氏によると、Editsの配信は2月予定。iOSのApp Storeではすでにダウンロード予約できるようになっており、ストア上では3月13日配信予定となっています。Androidでも近日配信予定です。