Metaは12月27日から29日までの期間限定で、渋谷に無料の「年越しそば専門店」を開店します。題して「年越しそばをすすれっず by Threads」。
「すすれっず」の時点でリアクション(Thinking Face)を1つ貼って終了したいところですが一応続けると、会場は渋谷キャストガーデン(渋谷キャスト前庭。宮下公園の北寄りから明治通り挟んで向かい)。
「今年の自分にひとこと」「個人的な大ニュース」など8つのお題から選び、ハッシュタグ #年越しそばをすすれっず とともにThreadsに投稿し会場スタッフに画面を見せることで、誰でも無料で年越しそばが一杯楽しめる趣向です。
年越しそばのほか、先着1500名にはオリジナルのThreads手ぬぐいをプレゼント。手ぬぐいは来場者のほか、Threads上に同じハッシュタグでエピソードを投稿したなかから50名にも抽選で当たります。
会期中はお笑い芸人が日替わりで店主として来場。タレント名と各日の営業時間を並べると(敬称略)、
12月27日(金)14:30~19:00 「ぶたマンモス」
12月28日(土)11:00~19:00 「アリ」
12月29日(日)11:00~17:00 「はるのすけ」
ラストオーダーは各日終了の30分前まで。ただし各日の予定数を超えた場合は早じまいします。
いかにも日本のMeta(と代理店)が考えそうな企画ですが、Threadsの新機能をアピールする意味もあり、Threadsアプリの検索画面にはすでに「注目のコンテンツ」として「年越しそばをすすれっず」が表示されています。(12月29日まで予定)。
Threadsがトピックのタグ付けを日本語でサポートしたのは昨年12月。トレンドランキング機能が日本で表示されるようになったのは今年の秋から。
最初からあったように錯覚するシンプルな機能に思えますが、言語の違いを考慮せず雑に実装すると単語の区切りを間違えたり別の話題を巻き込んだり、用をなさない状態になるのは既存サービスでもみるとおり。
Threadsの場合は機械学習で各トピックの投稿件数やエンゲージメント数など複数のシグナルをもとに自動で抽出したのち、専門家チームが不適切コンテンツや重複等をチェックしてトレンドに載せる仕組みとのこと。
「専門家がトレンドを」まで書いた途端、民の怒りを大企業が恣意的に検閲するのか!トレンドから除外されているのは陰謀!くわっ!という反応を招くことを恐れたのか、Metaは「このチームはトピックをキュレーションするのではなく」コミュニティガイドラインやおすすめのガイドラインに違反していないか、誤解を招く内容は含まれていないかなどを確認する役割だとわざわざ説明しています。
「ガイドライン」を決めるのはMetaなので恣意性がないわけではない気はしますが、消費も政治も青少年のメンタルヘルスもアルゴリズムの影響を受ける世の中、透明性は大事です。
このほかThreads関連のニュースとしては、MetaのザッカーバーグCEOいわく、Threadsのアクティブユーザー数は月間で3億、デイリーでも1億を超えたとのこと。
日本でもいにしえのSNSが姿を変えて復活し話題になっていましたが、連日大量の新規ユーザーを発表するBlueskyなど、新興SNSはどこも景気が良いようです。