初めましての方は初めまして。そうでないかたは大変お待たせしました。テクノロジーメディア TechnoEdge テクノエッジ、本日より始動します。
テクノロジーのカッティングエッジ / 最先端からの興奮と驚きを、未来が現実になってゆく感動を共有する媒体を目指して、編集部一同、やりたい放題に粉骨砕身してゆく所存です。
創刊にあたって
改めまして、テクノエッジ編集長の Ittousai と申します。前職では2005年から約17年ほど、米国に本拠地があるガジェットブログの日本版編集部に所属しておりました。
多くの皆様にご愛顧いただいたEngadget日本版が今年3月で終了したことから、弊誌は「事実上の後継媒体」とご紹介いただくことも多いのですが、現在も更新中の米国版・中国版Engadgetと運営上の関係はなく、私を含めスタッフの一部が共通している以上の関連はありません。
何より、Engadgetは多数の才能あふれるスタッフを抱える米国版の存在があり、日本版も非常に大きな規模になりましたが、弊誌テクノエッジはごく少人数で、全くのゼロからのスタートです。
一方で、前職では多くの読者の皆さんからのご支持や叱咤をいただいて学んだこともあり、テクノエッジにも小さな新媒体ならではの役立ち方があると信じています。
先端と辺縁
テクノエッジでは引き続き、スマートフォンやPC、ウェアラブルに家電、ゲーミングデバイスといったデジタル製品と、VR / AR / XR にモビリティ、AIにマテリアルといった新技術のニュースとレビュー、識者のコラムをお伝えしてゆきます。
同時に、モノとしての「ガジェット」に囚われず、サイエンスの発見も実用化前の新技術も、かたちがないサービスやアプリ、コンテンツについても、未来が現実となってゆく過程として、テクノロジーと社会の交錯点として、「買える未来」としてのデジタル製品と等しく扱ってゆく方針です。
そろそろ「未来」がゲシュタルト崩壊してきましたが、エッジといっても、手が切れるような最先端しか扱わないわけではありません。日々生み出されるガジェットやコンテンツにはいくらなんでもエッジ過ぎるキワモ……際の際を攻めすぎてしまった物もあります。最先端の興奮と最辺縁の困惑、双方のエッジを等しく楽しめることが理想です。未来が不確定である以上、最先端と崖っぷちは、後から時代がどちらに動いたか、後ろについてきたか振り向いたら誰も居なかったかの結果論でしかありません。
まったくの白紙からの出発ではありますが、創刊にあたっては引き続きベテラン記者や執筆者のご協力を得ることができ、錚々たるジャーナリストの皆さんから寄稿をいただくこともできました(「なんかご祝儀原稿くださいよご祝儀」とストレートにせびった結果)。
また、何の実績もない新興媒体であるにもかかわらず、多くのメーカーや企業に所属する皆さんからご案内やお声がけ、声援をいただいていることも心より感謝いたします。
そしてなにより、前の媒体を楽しんでくださった皆さん、初めましての皆さんも含めて、メディアは面白がってくれる読者の存在なくしては始まりません。送る側・受ける側といった役割に囚われず、どの立場のユーザーにとっても使える道具であること、確信犯の共犯者たることを目指してゆきます。
情報提供やリリースは pr@techno-edge.net お問い合わせは info@techno-edge.net まで。