Logitech Gがクラウド携帯ゲーム機を発表。テンセントと共同開発、2022年内発売

ゲーム Mobile
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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スイスLogitech G(日本ではロジクール)は2日(現地時間)、中国Tencent Gamesと提携してクラウドゲーミング携帯端末を2022年中に発売すると発表しました。

同社がハードウェアに関する専門知識を、テンセントがソフトウェアとサービスに関するノウハウを出し合うとのことです。


キーボードやマウスなどPCアクセサリー方面からロジクールを知る人には意外な感もあるかもですが、ゲームコントローラーについても中堅メーカーであり、激しいプレイに耐えうる質実剛健や使いやすさには信頼がおけるはず。

この携帯ゲーム機は複数のクラウドゲーミングサービスに対応が謳われており、Xbox Cloud GamingおよびNVIDIA GeForce NOWチームとの協力を宣言。ゲーム専用機やPCから離れた場所でもAAA(大作)ゲームをプレイできるという、まさにクラウドゲーミングの本懐が強調されています。

ほかは「データセンターのサーバーからゲーム映像をストリーミング」「ゲームをダウンロードしたりインストール必要なし」などクラウドゲーミングの一般論に徹しつつ、具体的な製品の仕様なりデザインは何一つとして出ていません。

Logitechは「AAAゲームをほとんどどこでもストリーミングしてプレイできるというアイデアは超刺激的」と感動を露わにしていますが、それはXboxとNVIDIAともに1年以上前から実現していたはず……とは言わぬが華と思われます。

要するに「製品イメージを公表できるほど開発は進んでいないが、マイクロソフトとNVIDIAの名前を出したからには後には退けない」といったところでしょう。

ただ、2社以上のクラウドゲームが動くことから「Webブラウザの使えるOSとディスプレイ+アナログスティック2本や十字キーに各種ボタンやトリガーを備えたゲームパッド内蔵」という必要最小限はクリアしていると思われます。

そして汎用モバイルOSとなればAndroidということで、ある程度は予想図が固められるはず。それらを総合すると、Androidゲーミング携帯デバイスGPD XPそのままになりそうですが、予想の斜め上を行くことを期待したいところです。

Source:Logitech Blog

《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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