楽器販売の山野楽器が、岩谷産業とのコラボレーションによって世界初をうたう「たこ焼きギター」を開発しました。8月9日より大阪のロックイン難波店で展示するとのこと。
たこ焼きギターとは言うものの、そこは岩谷産業とのコラボ。ただたこ焼きをモチーフとしたギターではなく、カセットガス式のたこ焼き器も含めてデザインされた演奏可能なギターになっています。そしてこのギター、ボディ部のたこ焼き器は単なるデザインではなく、岩谷産業のたこ焼き器「炎たこII」をそのまんま使用した、まさにロックの炎燃え盛る一品に仕上がっています。
山野楽器のリリースによると、「炎たこII」の製品コンセプトは「みんなでわいわい楽しくたこ焼きを作る」というものであり、これもまたみんなでメロイックサインを掲げわいわいと叫びヘドバンする、ロックの精神にも相通じるところと言えるでしょう。
なお、このたこ焼きギター、ネックの指板部分には赤いウェーブラインが描かれており、まさに”炎”を体現…しているのかと思いきや、これはたこの足をデザイン化したものなのだそう。またボディ部分は実物の「炎たこII」であるものの、こちらもギターネックの固定部分がカセットガス装填部のフタと干渉しているため、残実際に点火してたこ焼きを焼くことはできません。
ただ、たこ焼き型と炎たこII本体の間には青色LEDが仕込んであり、揺らぐ青い炎をビジュアル的に再現できます。これならビジュアルにこだわるV系のギタリストたちも評価してくれることでしょう。ちなみに、たこ焼き型に乗っているたこ焼きは当然本物ではなく、数あるデザインからリアリティにこだわって厳選した食品サンプルなのだそう。
残念ながら、たこ焼きギターは市販の予定なしとのこと。実物をひと目ご覧になりたい方は、大阪難波の山野楽器ロックイン難波店へどうぞ。また、イワタニグループの BtoC 商品を取り扱う直営ショップIwatani Outdoor Shop BASE(大阪市中央区)でも展示予定とのことです。
ちなみに、山野楽器はこれまで宇都宮餃子ギター、仙台笹かまギターを開発しており、今回のたこ焼きギターがご当地ギターとしては3本目とのこと。
たこ焼きギターの各種仕様は以下のとおり。
ボディシェイプ:カセットガスたこ焼器“炎たこII”/メーカー:Iwatani
ボディ材:鉄板(マット塗装)
プレート:アルミダイカスト(フッ素樹脂加工)
たこ焼き:食品サンプル(素材:塩化ビニール)/メーカー:イワサキ・ビー・アイ
点火方式:LED
ネック材: メイプル
ネック仕上げ:サテンフィニッシュ
ネックインレイ:octopus (たこ足)
フレット数: 19
フレットサイズ:ビンテージ
ナット材:ブラックタスク
ナット幅:42mm
ピックアップ:L.R.Baggs ピエゾ
ブリッジ:チューンOマチックスタイル ピエゾブリッジ
カラー:マットブラック