EAが『FIFA 23』を誤って99.9%引き4.8ルピー(8円)で売るオウンゴール、取消さずそのまま販売へ

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他

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7月、EAがインドのEpic Games Storeで人気サッカーゲーム『FIFA 23』の予約受付を開始したところ、最も特典盛り盛りの高価な『Ultimate Edition』にやたらに予約が集中する状況になりました。

それもそのはず、よく見れば価格設定が4800ルピーのはずが、誤って4.8ルピー(約8円)になっていたからです。誤りに気づいたEAは即座に正規価格に設定を戻したものの、早耳のネットユーザーはすでに99.9%引きのタダ同然な価格で、9月発売の人気サッカーゲームの予約を完了していました。

通常なら、ここで販売元が予約者に対して受付を無効とする旨のメールを送り、場合によってはいくらかのお詫び特典を付加する格好で手打ちとなるところですが、今回に関してはなんとEAは「われわれのミス」だとし、価格修正までに予約受付を完了した分は、そのままの価格で提供することを認めました

ゲームニュースサイトPC Gamerによると、EAは「Epic Games Store でうっかり価格でFIFA 23 を予約提供してしまい、非常に壮観なオウンゴールを決めてしまいました」と切り出し、今回予約者に送ったメールについて「私たちのミスであり、その価格で受け付けられたすべての事前購入を尊重することをお知らせしたかったのです」と述べています

EAによると、前作『FIFA 22』はシリーズで最も大きな成功を収め、販売初週だけで910万人がプレイし4億6000万試合が行われたとのこと。

それだけの人気作の最新版だけに、もしかするとEAは、今回のミスの分を予約完了者に請求しなおして不評を得るよりは、損失分は広告宣伝のためと割り切ったほうが良策と考えたのかもしれません。

ちなみに、EAがリリースする『FIFA』シリーズは今作が最後。EAはゲームのタイトルにFIFAを冠するための年間2.5億ドルを節約し、2023年からは『EA Sports FC』に改称することを発表済みです。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Munenori Taniguchi》
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