Logitech G が予告した携帯ゲーム機は、中身もクラウドゲーム・ストリーミングゲームに必要十分な仕様となるようです。
定番ベンチマークアプリ Geekbench のスコア集約ページを「Logitech」で検索すると、未発表のデバイス名「GR0006」とともに5つの計測結果が見つかります。
システム情報によると、搭載プロセッサはQualcomm製、CPUは8コア(6コア @ 1.80GHz + 2コア @ 2.32GHz)、RAMは4GB(3.50GB)。CPUベンチマークのスコアはシングルコアが541、マルチコア1661。おそらくは2020年に発表されたSnapdragon 720G相当のプロセッサです。
Geekbenchをはじめベンチマークスコアの集計ページは、正体不明のデバイス情報や計測結果が見つかり未発表のあの製品では?と話題になることが多い一方で、捏造したスコアやシステム情報を登録することもできるため、見つかれば仕様が確定するわけではありません。
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一方で、この「Logitech GR0006」のスコアはLogitechがクラウドゲーム用デバイスを予告するよりも前、2022年2月から3月にかけて登録されていることから、少なくとも発表を見てから愉快犯で登録したわけではないことが分かります。
(発表の5、6か月前からLogitechのAndroid端末を予測して、密かに登録して黙っていたならそちらのほうが面白い)
真偽はさておき仕様についていえば、Snapdragon 720Gは例えばサムスンのミッドレンジとしてよく見かける Galaxy A52などが採用するプロセッサ。
Android用の重いゲームをリッチな設定で遊ぶためのゲーミングスマホでは全くありませんが、そもそもクラウドゲームはストリーミング動画が表示できる程度の性能があれば遊べることが強みであるため、本分としては問題ないプロセッサでありスペックと考えられます。
Androidゲームが遊べる Nintendo Switch 然とした流出画像を見て、これで要求仕様の高いモバイルゲームもネイティブで遊べれば!と思ったユーザーもいそうですが、それはそれで、声が多ければロジもクラウドだけではなくネイティブのゲームも最先端が遊べる高性能Androidゲーム機投入を検討するかもしれません。
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