9月7日のイベントで、アップルが時計の新製品 Apple Watch Series 8を発表しました。
「健康な生活のための究極のデバイス」を自称するSeries 8の新機能は、うわさどおりの皮膚温センサ。
ディスプレイ下と手首に触れる部分の2箇所に温度センサを備え、対応の微妙な推移を記録することで、体調の管理や女性の月経周期トラッキング・排卵日推定に活用できます。
「体温計」ではなく「皮膚温センサ」を名乗るとおり、医療機器としての体温計ではなく、体温の測定には使えません。
ただし「夜間の手首皮膚温は、全身の体温のよい指標になりえる」として、睡眠中に5秒おきに皮膚温を測定し、ヘルスケアアプリで基準値からの変動を確認することはできます。
また月経周期の予測精度を向上させるほか、過去の排卵日を推測して通知を受け取り、計画性のある人生に役立てる機能も可能です。
もうひとつの新機能は、新設のジャイロセンサと高Gセンサを利用した衝突検出。従来の転倒検出に加えて、自動車の衝突などの衝撃を検出し、10秒のカウントダウン後に自動的に通報する機能です。
そのほか、
・国際ローミングに対応
・18時間バッテリー
・新たな低電力モード対応。バッテリー駆動時間を最長36時間まで延長。従来の省電力モードはスマートウォッチとしての機能を停止し、シンプルな時刻表時のみに絞ることで延命を図る緊急避難的な機能でした。
watchOS 9の低電力モードは、ワークアウトの検出(自動開始)や心臓の健康の通知などのため常時動いているセンサーを制限あるいは停止することで、多くの機能やアプリを利用できる状態のまま、駆動時間を延長する機能。スマートフォンの省電力モードに似ています。
・ケースはアルミまたはステンレス。サイズは Series 7と同じ41mm / 45mm。
・アルミケースのカラバリはスターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)RED。
・ステンレスはシルバー、グラファイト、ゴールド。
・多数の新色バンド追加
・Hermesのバンドも追加2種
発売は9月16日、価格はGPS版399ドル、GPS+セルラー版499ドル。
国内価格は最安のGPS版41mmが5万9800円、GPS+セルラーで7万4800円。45mm版はそれぞれ5000円上乗せしてGPS 6万4800円、GPS+セルラー7万9800円。
すでに注文を受け付けており、9月16日に発売します。