Google Arts & CultureとNASAが、拡張現実(Augmented Reality:AR)技術を使用して太陽系の惑星や月、宇宙船などの3Dモデルを体感できる特設サイトをオープンしました。
Googleは数年前からNASAと協力して惑星、月、宇宙船など100を超えるオブジェクトを3Dモデル化しており、今回はそれらに特別な背景を追加して新しいオンライン展示へと発展させました。このオンライン展示は特に宇宙科学や一般的なSTEM教育を受ける学生により興味を持ってもらうことを意図し、「太陽から冥王星まで、私たちが太陽系について知っていること、そしてどのようにそれを知るようになったかを探求するページ」と説明しています。
PCでこの展示を見る場合は、惑星やロケット、宇宙船などはマウスでドラッグすればクルクルと回転し、あらゆる方向から眺めることができます。またスマートフォンでは、ARを使ってこれらのモデルを目の前に(もちろん原寸大ではなく、目の前に置けるぐらいの大きさで)出現させることも可能です。
NASAのSTEM人材養成担当者は「私たちの住む太陽系を目の前に見て、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のようなミッションに3Dで接することで、生徒たちは宇宙に対する独自の視点を得られます。願わくば、我々の母星である地球と宇宙の中で地球がどう位置づけられているか、理解を深めてくれればと期待しています。私たちは、これらのSTEM学習を通じ、次世代の探検家が育っていくことを願っています」とこの展示についてコメントしています。
もし太陽系全体であったり、夜空に浮かぶ月に何があるのかに興味があるなら、まずはこの展示で太陽系の天体を手のひらに乗せるところから学び始めてみるのも面白いかもしれません。