10月7日早朝の『Nintendo Direct: The Super Mario Bros. Movie』で、任天堂が映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のトレーラー映像を初めて公開しました。
クッパの大軍勢やキノコ王国、マリオの姿が描かれる予告編に加えて、プロデューサーを務める任天堂 宮本茂とイルミネーション クリス・メレダンドリ、マリオ役クリス・プラット、クッパ役ジャック・ブラックのコメントもあります。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、2023年春に公開予定のCGアニメーション映画。
任天堂は1993年の実写マリオ映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』が不評で興行的にも失敗したのち、自社作品の大作映画化に積極的ではない時期が長く続きました。
しかし近年はユニバーサルスタジオのスーパーニンテンドーワールドをはじめ、歴史あるシリーズやキャラクターをゲーム本編以外にも積極的に露出し、任天堂IPにゲーム以外でも親しむ人口を増やす戦略へ転換しています。
任天堂を代表するキャラクター マリオを映画化するきっかけは、マリオシリーズの生みの親である宮本氏がユニバーサル・スタジオのスーパーニンテンドーワールド構想に携わっていた際、ユニバーサル傘下の映画スタジオ イルミネーションの創業CEOであるクリス・メレダンドリと知り合ったこと。
メレダンドリ氏の創作に対する姿勢に自分と近いものを感じたという宮本氏は、マリオを映画化するスタジオにイルミネーションを選び、メレダンドリ氏と共同プロデューサーを務めることになります。
マリオ役のクリス・プラットは、マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』スター・ロード / ピーター・クイル役、『ジュラシック・ワールド』シリーズのオーウェン・グレイディ役など、当代きっての人気二枚目俳優のひとり。
クッパ役のジャック・ブラックは、声優としては『カンフー・パンダ』シリーズの主人公ポー、顔出しでインパクトがあるのは『ナチョ・リブレ 覆面の神様』主人公ナチョ / イグナシオ。
リブート版『ジュマンジ』でも、ゲーム世界のアバターである「シェリー・オベロン博士」役、しかし中身はゆるふわ女子高生のベサニーという役どころで芸達者なところを見せていました(高校生4人組がゲーム世界に吸い込まれて本来の姿とは似ても似つかないアバターになる話なので、全員芸達者にならざるを得ない設定ですが)。
今回のトレーラー映像に出なかった発表済みキャストとしては、ピーチ姫役に人気若手女優のアニャテイラージョイ(ネトフリの『クイーンズ・ギャンビット』や『エマ』。『Mad Max:Fury Road』の続編『Furiosa』でフュリオサ役)。
全員、顔出し実写でも成立しそうなキャストです。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月28日公開予定。
任天堂株式会社 ニュースリリース :2022年10月7日 - イルミネーションと任天堂、2023年公開の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のトレーラー映像を世界初公開|任天堂