Twitterは、ユーザーがツイートを転載しようと画面のスクリーンショットを撮ると、代りにリンクのコピーやOSの共有機能を利用するようポップアップ表示で勧めるテストを実施中です。
Twitter解析で知られるJane Manchun wong氏はこのテストの様子をスクリーンショットで伝え、Twitterが新規ユーザーを獲得しようとする一連の取り組みの一環だと述べています。
Twitterで見たツイートをどこかのウェブサイトやサービスを通じて誰かに伝える際、「リンクをコピー」するか「ツイートを共有」を選んで埋め込めば、見た人はリンクや埋め込みツイートからTwitterに誘導されて、ツイートを続けて読んでいくことなどができます。リツイートや引用ツイートでも同様です。
Twitter社からすれば、リンクや埋め込みから外部の人々を呼び込むことでトラフィックの把握ができ、また新規ユーザーの獲得にも繋げられるメリットがあります。
一方、スクリーンショットを使ってツイートを転載すると、ツイートが消えたりアカウントが凍結されてもその時点のツイートを「保全」できる利点もあるものの、外部のサービスでツイートの画像を見てもTwitter社には当然ながら把握できず、ユーザーの流入も発生しません。
スクリーンショットよりもリンクや埋め込みを推奨する取り組みは、Twitterへのトラフィックを増やし、収益を向上させるための地道な努力のひとつと言えそうです。