Android携帯ゲーム機 Razer Edge 発表、144Hz有機EL画面に着脱式コントローラのクラウドゲーム志向

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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Razer がAndroid携帯ゲーム機 Razer Edge を発表しました。Razer Edge は6.8インチ有機ELディスプレイのAndroid端末であるEdge本体と、着脱式のコントローラ Kishi V2 Pro がセットになった製品。

中身にはモバイルゲーム向けSoCのSnapdragon G3x Gen 1を採用し、クラウドやリモートプレイを通じたPCゲーム、およびネイティブAnddroidモバイルゲームを遊ぶための端末です。

Razerは以前よりスマホを挟んで合体するコントローラ Kishi シリーズを販売してきました。今回の Edge は Kishiコントローラで挟む Razer 純正Android端末も作ってセット売りする企画です。

主な仕様は

  • 6.8インチ2400 x 1080 AMOLEDディスプレイ(144Hz)

  • Qualcom Snapdragon G3x Gen 1プロセッサ(1-3-4構成8コア、4nmプロセス)

  • 8GB LPDDR5 RAM、128GB UFS 3.1ストレージ、microSDスロット

  • 2wayスピーカー、デジタルマイク x2、前面5MPカメラ(1080p 60fps動画撮影対応)

  • Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2 / USB-C / 3.5mmヘッドホン端子(コントローラ側)

  • 5Gモデルのみ:eSIM対応、Sub 6およびミリ波5G、LTE

  • 260 x 85 x 11mm、本体のみ264g、コントローラ合体時401g

合体する Razer Kishi V2 Pro コントローラは、

  • アナログスティック x2、Dパッド x1、8ボタン、左右トリガーとバンパー(LR1/LR2)、プログラマブルボタン x2、HyperSenseハプティック、3.5mmヘッドホン端子、本体とUSB-C接続

クラウドやストリーミングでどの程度まで活きるかはさておき、ディスプレイが144Hzに対応するのはゲーミングスマホ的な強みです。

Wi-Fiモデルと5Gモデルがあり、5G版は米国のキャリアVerizonと組んで5G経由のクラウドストリーミングを売りにしています。Wi-Fiも高速なWi-Fi 6Eに対応。

価格はWi-Fiのみの通常版が399.99ドル、通常129.99ドルのワイヤレスイヤホンRazer Hammerhead True Wireless(2021)をセットにした「ファウンダーズエディション」が499ドル、5G版はVerizon専売で今後発表。発売は2023年早期。

コントローラ部分の Razer Kishi V2 Pro は今のところ Edge 同梱のみで、単品販売は発表されていません。

Androidベースでクラウド / ストリーミング志向の携帯ゲーム機としては、Logitech もゲーミングブランドLogitech G から「Cloud」を発表しています。Logi G Cloud はコントローラ着脱ではないシンプルなオールインワン型。

Logitech Gのクラウド携帯ゲーム機『Cloud』正式発表。12時間駆動で350ドルのAndroid端末 | テクノエッジ TechnoEdge



《Ittousai》
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