アップルは10月19日、テレビ用セットトップボックスである「Apple TV 4K」(第3世代)を発表しました。A15 Bionic(第2世代はA12 Bionic)を搭載した新版の発売は11月4日で、ただいま予約受付中です。
Apple TV 4KはtvOSで動作し、Apple TV+、Apple Music、Apple Arcadeなどアップルエコシステムのコンテンツをフルに使えます。Apple Fitness+は21の国と地域で利用可能ですが、あいかわらず日本は対象外。最大60fpsの4K HDRビデオ出力が可能で、ドルビービジョンに加えてHDR10+に対応するようになりました。
A15 Bionicは前世代のA12 Bionic比でCPUが最大50%、GPUは最大30%高速化。画面描画、UI、ゲームプレイなどをスムーズになるとしています。
モデルは2つに分かれており、Wi-Fiのみで64GBストレージの「Wi-Fi」モデルが19,800円、ギガビットEthernet搭載で128GBストレージの「Wi-Fi + Ethernet」モデルが23,800円。Ethernetを省いた低価格なWi-FiモデルがApple TVとしては初めて登場。前モデルのエントリー価格が21,800円だったことを考えると値下げになっています。なお、Wi-FiはWi‑Fi 6 (802.11ax) with 2x2 MIMO。
▲Wi-Fiオンリーのモデルは前世代より安くなった
▲Wi-Fi + Ethernetモデルの背面
どちらも電源オン・オフ、入力切り替え、音量、消音が可能なIRトランスミッタとBluetooth 5.0を備えた第3世代Siriリモートが付属します。EUのLightning禁止令を受けてか、今回からLightningに代わり、USB-Cでチャージするようになりました。
▲充電端子はLightningからUSB-Cに変更
スマートホームハブとしての機能を高めており、IoTデバイスの共通規格であるMatter対応アクセサリに対応。IoT向けメッシュネットワーク規格のThread接続への対応はWi-Fi + Ethernetモデルのみです。