任天堂が2023年4月28日に公開予定の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のトレーラー第2弾を公開しました。
英語版や日本語吹き替え版のほか、マリオの生みの親・宮本茂氏が出演して両バージョンを紹介する「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー Direct 2022.11.30」も用意されています。
本作は任天堂とイルミネーションが共同制作する、スーパーマリオブラザーズの世界を原作とした完全新作アニメーション映画。監督は『ティーン・タイタンズGO!トゥ・ザ・ムービー』のアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニック、脚本は『レゴ® ムービー2』『ミニオンズ フィーバー』のマシュー・フォーゲルが担当。もともとの制作発表は2018年にまで遡りますが、ようやく公開が現実味を増してきました。
約2ヶ月前に配信された第1弾トレーラーでは主にクッパ軍団の強大さに焦点が当てられ、マリオは顔見せ程度でした。が、第2弾ではいきなり、マリオが闘技場のような場所でドンキーコングと激突(?)。どちらも任天堂を代表するキャラクターであり、主人公として数々のシリーズを擁する大物同士です。
今回はルイージがクッパにより囚われの身となり、ピーチ姫の指揮の下で戦いの準備を始めるキノコ族達という風に、大まかなストーリーも示された内容です。マリオも特訓を始めながらも初心者のようなミスを連発、やがてタヌキマリオが宙を駆け抜けて多彩なステージに飛び立つ……かと思いきや『マリオカート』の世界も股に掛ける予感で締めくくられています。
すでにネットで話題持ちきりとなっていますが、最も驚かれているのが「ピーチ姫がクッパに囚われる」というお約束を破っていることです。
クッパに対抗するため武器を取り、リーダーとしてキノコ族達を束ねたり、プクプクの直撃を喰らったマリオを助ける勇ましさ。またドレス姿のほか戦闘用コスチュームらしき姿も確認されており、劇中で何度も衣替えが期待できるはず。ほかTwitterでは、「ルイージと二人きりでヒゲを引き抜くクッパ」のシーンから想像を膨らませている界隈もあるようです。
マリオ役はクリス・プラット、ピーチ姫役はアニャ・テイラー=ジョイ、ルイージ役はチャーリー・デイ、クッパ役はジャック・ブラック、キノピオ役のキーガン=マイケル・キー。これらマリオ側のキャストの演技は確認できますが、ドンキーコング役のセス・ローゲンはひと言もしゃべっておらず、第3弾トレーラー(あるいは劇場公開)を待つことになりそうです。
第2弾の公開にともない、日本語吹替版の声優陣も解禁されました。マリオ役は宮野真守、ピーチ姫役は志田有彩、ルイージ役は畠中祐、クッパ役は三宅健太、キノピオは関智一(以上、敬称略)。マリオにヒロイックな声を配したのも驚きですが、ルイージ役との組み合わせに『ウルトラマンZ』の師弟コンビを思い出す人もいるかもしれません。