アップルが、Apple Musicアプリに新しいカラオケ機能「Apple Music Sing」を追加すると発表しました。対応するiPhone、iPad、Apple TV 4Kで年内に利用可能になります。
これまでも、Apple Musicアプリには歌詞の進行に同期して表示される歌詞画面が提供されていましたが「Apple Music Sing」では文字が楽曲のリズムに合わせて踊るようにアニメーション表示され、さらにボーカルの音量調整機能や、バックグラウンドボーカルやデュエット曲に最適化された複数の歌詞表示レイアウトも用意されます。
楽曲面では、世界中の人々が歌いたくなるような「名曲、デュエット、コーラス、アンセムを集めた50以上の専用コンパニオンプレイリスト」が提供される予定。そのなかに日本語の曲があるかはわかりませんが、世界的に人気の曲を集めたものになるとのことなので、誰もが知っていて、なおかつ歌いやすいアーティストの楽曲が「Sing」に最適化されて収録されるはず。時期的にマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」、ワム!の「ラスト・クリスマス」など、クリスマスソングを集めたプレイリストは用意されていそうな気がします。
Spotifyは6月にシンガロング機能を提供していましたが、これはボーカル音量を下げるだけの単純なカラオケ機能でした。一方Apple Music Singは、どちらかと言えばパーティなどでみんなで楽しく歌うことを想定したモードと言えそうです。そうすると、iPhoneやiPadよりもテレビの大画面に歌詞を表示できるApple TVが活躍する機能かもしれません。