HUAWEIが、ディスプレイを開いてイヤホンを内蔵できるスパイグッズのようなスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Buds」を中国で発表しました。価格は2988元(約5万9000円)で、すでに販売しています。
スマートウォッチとイヤホンの組み合わせというのは、HUAWEI WATCH Budsが初めてというわけではなく、WearbudsWatchなどいくつかの製品がすでにリリースされています。
また、HUAWEI自体、普段はスマートウォッチとして使いつつ、ベルトから取り外せばヘッドセットになるTalkBandシリーズを手掛けていました。
HUAWEI WATCH Budsは、それらの発展形とでも言うべきスマートウォッチで、見た目はHUAWEI WATCH GT 3シリーズによく似ています。
ケース径は47mmで1.43インチのAMOLEDディスプレイを搭載。光学心拍センサーでは心拍数のリアルタイム計測はもちろんのこと、血中酸素飽和度やストレス計測に対応。不整脈の検出、心房細動の予測なども行えるとのこと。HUAWEI TruSleep 3.0での睡眠計測や睡眠時無呼吸の検出にも対応します。
ここまでは通常のスマートウォッチと変わりませんが、HUAWEI WATCH Budsの一番の特徴はイヤホンを内蔵していること。
ディスプレイを開くと小型のイヤホンが収納されており、音楽再生や通話に利用できます。
4gと小型軽量なイヤホンには左右の区別がなく、左右どちらに装着したかを自動で検出します。
タッチ操作に対応していますが、イヤホン本体に触れる必要はなく、耳や頬をダブルタップ、トリプルタップするとそれを認識して再生・停止、着信応答などの操作を行えます。
またアクティブノイズリダクションに対応。周囲の音を聞けるパススルーモードも搭載します。
このイヤホンを内蔵するため、スマートウォッチの厚みは14.99mm。HUAWEI WATCH GT 3 Pro(10.9mm)と比べると少し厚めです。
またイヤホンの内蔵スペースの問題なのか、バッテリー容量もHUAWEI WATCH GT 3 Proの790mAhと比べ410mAhと少なく、バッテリー寿命は約3日間となっています。なお、イヤホン自体は音楽を最大4時間連続再生が可能です。
マニアックな製品ながら、実用性も感じるHUAWEI WATCH Buds。いまのところ中国以外での展開は発表されていませんが、日本での発売も期待したいところです。
¥7,091
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)