動画配信サービスU-NEXTは、米HBOの実写ドラマ『THE LAST OF US』を米国と同時刻の1月16日11時より国内独占配信します。
『THE LAST OF US』は、PlayStationの人気サバイバルアクションゲーム「ラスアス」こと『The Last of Us』(ザ・ラスト・オブ・アス)を実写ドラマ化した作品。
主人公の二人、謎の少女エリー役は『ゲーム・オブ・スローンズ』のレディ・リアナ・モーモント役で知られるベラ・ラムジーが、エリーとともに旅する運び屋のジョエル役は『マンダロリアン』のペドロ・パスカルがそれぞれ演じます。
物語の舞台は、人に寄生する菌類のパンデミックで文明が崩壊し20年が経過した近未来の米国。パニックのなかで娘を失い、危険な運び屋稼業で生き延びてきた中年男性ジョエルが、武装組織ファイアフライの依頼で謎の少女エリーの護送を引き受けることから始まります。
パンデミックによる荒廃した近未来、生存者グループどうしの抗争、そして菌類に寄生された凶暴な「感染者」との戦いなど、要は米国人が国民DNAレベルで大好きなゾンビパニックもののバリエーションであり、かつて娘を失った男性と少女のバディもの、ロードムービーでもあります。
ゲーム版の開発は、ソニー傘下のスタジオでも高い技術力を誇る Naughty Dog。クラッシュ・バンディクーや、スパイダーマンのトム・ホランドで映画化もされたアンチャーテッドのスタジオです。
PS3で2013年発売の第一作はサバイバルアクションとしての質の高さ、重厚なストーリーと主人公二人の演技が人気を博し、PS4版リマスターを含め2000万本を超えるヒット作となっています。
今年2022年9月には最新技術で作り直したリメイク版をPS5で発売したほか、2023年にはPC版も発売予定。
HBOドラマ版の脚本・製作総指揮は、ゲーム版のストーリー執筆とディレクターを務めたニール・ドラックマン、HBOドラマ『チェルノブイリ』他の脚本家クレイグ・メイジン。
ドラマ版は現在のところ全9話構成で、ゲーム版の第一作の物語を描くとされています。ゲームの結末までを含むか否かはまだ不明。ファーストシーズンの反響によっては、複数のシーズンにまたがる物語になる見込みです。
ゲームでは続編の『The Last of Us: Part II』が2020年に発売済み。こちらでは前作から数年後の物語を描くため、忠実に追っても複数シーズンが必要になるはずです。
最近の U-NEXT国内独占配信作といえば、『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ新作『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は先日シーズン1が最終話まで配信されたばかり。シーズン2の製作も決定しています。
米HBO製作のゲーム原作でU-NEXT独占といえば、マイクロソフトの人気シリーズを10数年のすったもんだを経てとうとう実写ドラマ化した『Halo』もファーストシーズンを配信中。すでに観たゲーム版のファンに感想を聞くと高確率で目が泳ぐ様子を楽しめます。