小島秀夫こと小島監督による荷物配達の達人ゲーム『デス・ストランディング』が、Epic Gamesストアで無料配布中です。期間は12月27日午前1時まで。
無料配布中なのは通常版ですが、ディレクターズカット版へのアップグレードも40%オフの768円で販売しています。
Epic Gamesストアは毎年12月の末に、本来は有料のゲームを毎日1本ずつ無料で配ることを習慣としています。
先日も『Fallout』初期3部作やモスクワ地下鉄の世紀末FPS『Metro: Last Light Redux』などを配布していましたが、どれも古めや懐かし目のタイトルばかり。
そんななか、2020年に発売されたデススト(略称)は非常にうれしいプレゼントといえます。
その一方で、現在Steamで開催中のウィンターセールでもデスストが40%オフのセール中。それを買ったばかりの人には痛恨のお報せとなりそうですが、そちらは追加要素ありの「ディレクターズカット」版であることが慰めとなりそうです。
もっともEpic Games版も、わずか768円で「ディレクターズカット」にアップグレードできるため、やはり打ちのめされたままかもしれません。
初代デスストは伝説の配達人サム・ポーター・ブリッジズが、未曾有の災害で分断された米国を「モノを運ぶ」ことで繋ぐ物語。
各地の拠点あるいは住居に足りない物資を運ぶと「カイラル通信」が復旧し、それにより人の繋がりや万能3Dプリンターによるモノ作りも復活していくという物流アクションゲームです。
ただ道中に亡霊がわくためにセンサー代わりの赤ん坊(人造人間)を持ち歩き、たまに戦闘もあり。リアルタイムでのマルチプレイはないものの、「急な崖にハシゴを掛ける」「高速道路を整備する」などモノやインフラ建設、さらに「いいね」を贈り合う緩い繋がりがあり。互いに縛り合わず寄り添う合う関係性が、新型コロナ禍のもとで実際に分断されたプレイヤーの心を癒していました。
無料配布がスタートした直後はサーバーが重かったようですが、日本時間で13時現在では問題なくアクセスできるようです。続編の『デス・ストランディング2』の予習も兼ねて、未プレイの人はバーチャル配達に出かけてもよさそうです。