日本マイクロソフトが、Xbox Series X|S の本体価格を2月17日より値上げします。
改定後の参考価格(税込)は、Xbox Series Xが5万9978円、Xbox Series Sが3万7978円。どちらも5000円の値上げです。
経済状況や為替レートから多くの製品の価格が改定されるなかで、たとえばプレイステーション5は2022年9月から約5500円値上げの6万0478円(通常版) / 4万9478円(デジタルエディション)で販売していました。
Xbox Series X|S は昨年の年末商戦までは発売時と同じ価格のままでしたが、発売3年目にしてついに値上げになります。本国の米国については、現時点で値上げ発表はありません。
ゲーム機の価格は各市場の事情や購買力から戦略的に設定されるもので、もとより為替レートどおりではありませんが、Xbox Series X の米国価格は発売以来499ドル。
現行レートでそのまま換算すれば約6万5000円で、値上げ後も日本向け価格のほうが割安ではあります(州税等々を考慮していませんが)。
価格改定と同日の2月17日に発売される『Xbox Series X (Forza Horizon 5同梱版)』は参考価格6万5978円。
同梱の Forza Horizon 5 は各種のDLCや限定車、今後発売の拡張パック等が付属する『プレミアム・エディション』で、通常価格は1万1879円。
ファーストパーティのXbox Game Studiosが販売する Forza Horizon 5はサブスクリプションサービスの Xbox Game Pass に加入すれば追加費用なしで遊べますが、プレミアムエディション相当の追加コンテンツはそれぞれ追加費用で購入する必要があるため、加入していてもお得です。
(同梱版はプレミアムエディション買い切りなので、ゲームパスに加入しなくても、サブスクリプションを停止しても遊べます。ゲームパスに加入している場合、カタログに含まれるゲームの購入が最大20%引き・一部DLCが10%引きの割引もあり。
ファーストパーティ作品は原則としてゲームパスに常に入っていますが、サードパーティ作品は一定期間でゲームパスから外れる場合があるため、気に入って手元に残したい場合はゲームパス入っていても割引のあいだに買う選択肢があります)
Series X、Series Sともに一律で5000円値上げなので、Sのほうが値上げ率が大きくなっています。とはいえ、もともとSeries S はグラフィック性能 / 価格のコストパフォーマンスで選ぶというより、絶対値として手軽にスタートできる価格であることが存在意義。
値上げ後も一応「3万円台」で上位より2万円以上安く、そのぶんをサブスクなり他のものに回せると考えれば、本体に6万円スタートは敷居が高い、4K 60fpsや120fpsでなくても全然構わない層向けに従来どおりの役割を果たしそうです。
訂正: 初出時、誤って「ゲームパス加入者はカタログ内のゲームが20%引き・DLCが10%引き」としていましたが、正しくは最大20%引き、一部DLCについて10%引きでした。お詫びして訂正いたします。