Microsoftは、ゲーミングキーボードやマウス、その他のゲーミングデバイスの照明を一元管理できるネイティブ機能に取り組んでいるようです。
ソフトウェア開発者のAlbacoreによると、Microsoftが2月9日(現地時間)にWindows 11 Insider PreviewのDevチャネルでリリースしたビルド25295には、周辺機器の照明を管理できる機能が追加されているとのことです。
ゲーミングデバイスといえば、派手なRGB照明を思い浮かべますが、キーボードやマウス、マウスパッドやディスプレイ脇に置く照明などが、バラバラに光っていては興ざめです。とはいえ、メーカーが違えば制御するためのアプリも別になるので、すべてを同期させるのは難しいもの。Winodws 11の新機能は、こうした問題を解決できる可能性があります。
ただ、この機能はMicrosoftが公式に提供時期などを発表したものではなく、まだ内部テストの段階。このため、今後正式にリリースされるか否かもわかりません。また、Albacoreによると「この仕様は2018年のもので、機能への言及は何年も前からありました。結局、キャンセルされたわけではなかった」とのこと。
なお、有効にするには、Albacoreが開発しているWindowsの実験機能にアクセスできるViveを利用します。ビルド25295で、下記のコマンドを実行するとWindowsの個人用設定にメニューが追加されます。
vivetool /enable /id:35262205
vivetool /enable /id:41355275
メニューを開くと、接続中のサポートされているデバイスが一覧表示され、デバイスを選ぶと照明の明るさやエフェクト、速度などを指定できます。Windowsのアクセントカラーと一致させるオプションも提供されています。
先に書いた通り、正式にリリースされるかはまだわかりませんが、ゲーミングデバイスでデスク周りをコーディネイトしたいものの、メーカーを統一するのは予算的に厳しかったり、デバイスを光らせるためだけに複数の独自アプリをインストールすることに抵抗があったり、機能的に別メーカーのものを使わざるを得なかったりする人にとっては、待望の機能なのかもしれません。
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