2月13日ごろから、Twitterの「おすすめ」フィード画面にどういうわけかイーロン・マスク氏のツイートや返信などがやたらと表示されるようになり、多くの人が困惑しつつこれを報告しはじめました。
Twitterでは先週、マスク氏がTwitterで自分のツイートの閲覧数が足りないと主張し、特にこれといった原因はないと回答したエンジニアを解雇しています。
また、マスク氏は2月12日には、自分のツイートがサービスの一部にオーバーロード状態を引き起こし、最大で95%ものツイートが正常に配信されていなかったと述べ、さらにレコメンデーションアルゴリズムに不具合があったため、それらの問題を解決したとツイートしていました。
しかし、週が明けてからのTwitterは上述のとおり、このTwitterのCEOをフォローしていようがいまいが、そのツイートが「おすすめ」フィードに過度に現れるようになり、これを快く思わないユーザーの一部はマスク氏のアカウントをブロックしたと報告しています。
この現象の原因が、マスク氏の12日のツイートにあるアルゴリズムの変更が原因かどうかについて、Twitterからの公式な説明はありません。しかし、TwitterのCEOはしばらくしたのち、自分のツイートがリーチしすぎる状態になっていることを実質的に認め「えーと、”アルゴリズム”を調整するまでしばらくお待ちください」と、少し茶化し気味にツイートしました。そして、記事執筆時点ではアルゴリズムの調整がなされたのか「おすすめ」フィードの問題は沈静化した様子です。
ちなみに、Twitterではツイートを表示したくないアカウントはミュートすれば自分のタイムラインから除外、非表示にできます。ブロックでも同様にタイムラインに表示はされなくなりますが、もしそのアカウントをフォローしている場合は、フォローも自動的に外れてしまいます。今回のマスク氏だらけの「おすすめ」フィード問題で、もしマスク氏をミュートでなくブロックしたユーザーが多ければ、マスク氏自慢のフォロワー数が少し減ってしまったかもしれません。