今なおコアな人気を誇るSFシューティングゲーム『重装機兵ヴァルケン』が、30年の時を超えてNintendo Switch向け『重装機兵ヴァルケン DECLASSIFIED』として蘇ります。発売元はRainmaker Productionsで、2023年春に発売予定です
オリジナルの『重装機兵ヴァルケン』は、1992年12月18日に発売されたスーパーファミコン用ゲーム。時は2050年代、枯渇しつつある石油などの化石燃料をめぐって世界には不穏な空気が立ちこめつつあり……といった設定は今では懐かしさも覚えますが、ともあれ欧州アジア連邦と環太平洋合衆国という二大陣営が月面軍事基地などで相争うおなじみの図式です。
その戦火に身を投じるのが、有人操縦のアサルトスーツ「ヴァルケン」。ステージによって敵要塞や宇宙空間など戦場が変わり、効果や強みの異なる4つのウェポンを使い分けて敵と戦っていきます。
主役メカはローラーダッシュ、マシンガンを撃てば薬きょうが飛び散るなどメカ描写も細かく、「小惑星の地球降下作戦を阻止」や「赤いライバル機」などロボットアニメ好きのツボを突くシチュエーションが山盛りです。
さて今回の「DECLASSIFIED(機密解除)」は未公開コンテンツや当時のガイドブックを再現して収録。
オリジナルのキャラクターデザインを担当したうるし原智志氏による描き下ろしイラストや未公開のデザインスケッチ、オリジナル音源BGM+リアレンジBGMを全曲再生できるミュージックプレーヤーに加え、「ヴァルケン」のデザインを担当した仲井さとし氏による録り下ろしインタビューも収録とのこと。
開発は「メガドライブミニ2」や「究極タイガーヘリ」などレトロゲーム移植で知られる職人集団エムツー。プレイ中の中断セーブ/途中ロードや、プレイ内容をリプレイとして保存/再生する機能、当時のブラウン管テレビを再現するスクリーンフィルタ設定のほか,開発者が1機のみでクリアするスーパープレイ映像も用意されます。
世界観を同じくする前作『重装騎兵レイノス』(ゲーム内時系列では「ヴァルケン」が先)は「セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online」にて配信中です。そちらと合わせてプレイすれば、重装騎兵サーガともいえる時間の広がりや、ゲームシステムの進化が実感できそうです。
¥6,905
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)