複数のApple Musicユーザーが、他人の作ったプレイリストが自分のアプリ内で混じってしまうという、プライバシーにも関わる現象を報告しています。
また他人のプレイリスト内にある曲が自分のライブラリにも追加されてしまうことや、逆に自分のプレイリストが削除されてしまうとの声もあり、Apple Musicのユーザビリティそのものに影響を与えています。
この症状はApple Musicユーザー全員に起こっているわけではなく、ごく一部に限られているようです。しかし孤立したiPhoneないしアプリのバグというには、あまりに多くの事例があり、大手掲示板Redditでは複数のスレッドにまとまっています。
改めて症状を整理してみると、ざっと次の通りです。
アプリ内に見覚えのないプレイリストが出現する
未知のプレイリスト内の曲が既存のプレイリストに統合される
プレイリストそのものが消えたり、未知のプレイリストに置き換えられる場合もある
およその報告によると、この問題が起こっているのはiPhoneアプリのみで、macOS用では苦情が確認されていません。最初の報告が2月中旬まで遡ることから、その時期にリリースされたiOS 16.3.1が関連している可能性が推測できます。
このマイナーアップデートは、「iCloudがAppで使用されていると、iCloud設定が応答しない、または間違って表示される場合がある問題」を含むバグ修正パッチでした。iCloudといえば、近い時期にiCloudメールが障害を起こしていたこともありました。
記事執筆時点では、一部のユーザーはアップル公式サポートに連絡を取っているものの、解決したと報告している人は(観測範囲では)確認されていません。
今回の問題は、昨年末に起きた別のiCloud絡みのバグを思い起こさせます。当時、一部のiCloud forWindowsユーザーからはiPhoneで録画した動画が壊れたり、見知らぬ人の写真がフォトライブラリに表示されるとの報告が寄せられていました。
Apple Musicはアップル純正アプリ、そしてサブスクリプションの中でも多用されており、生活の質にも直結しやすいはず。アップルには、速やかな対応が望まれそうです。