約6mの巨大『ドンキーコング』筐体が米博物館にプレイアブルで設置。任天堂アメリカ公認

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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米国の博物館 The Strong National Museum of Play は、高さが6m近い巨大なアーケード版『ドンキーコング』の筐体を設置することを発表しました。ただ見かけを再現しただけでなく、実際に稼働してプレイできます。

公式アカウントでは、現地時間6月30日に施設を拡張する際にこの巨大筐体を設置することを予告しています。

さらに任天堂アメリカにも情報を提供してくれたことに感謝を述べており、公式に許可を得ていることを明らかにしています。自社IPを大切に扱う任天堂としては当然のことであり、快く許諾したようで何よりです。

このストロング博物館は、「世界ビデオゲームの殿堂(World Video Game Hall of Fame)」でも広く知られている施設です。その選考基準は「国境を越えて人々に広く愛され、かつ世界に衝撃を与えたこと」であり、これまでも任天堂のゲームは何本も選ばれてきました。

たとえば2015年には『スーパーマリオブラザーズ』、2021年には『どうぶつの森+』、2022年には『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が殿堂入り。そうした良好な関係を積み重ねてきた上に、今回の筐体もあるのでしょう。

この巨大アーケード筐体は見上げるような背丈とはいえ、ジョイスティックやボタンの操作インターフェースは手の届く高さにあるため、ハシゴに上る必要はなさそうです。本来の『ドンキーコング』スタンドアップ筐体より下半分を切り詰めている(地下に埋め込んでいる?)格好です。

海外では巨大アーケード筐体に一定の人気があるようで、CES 2020では約5mの『NBA Jam』がプレイアブルで展示されたり、スペインでは巨大『テトリス』筐体が出現したこともありました。

ちょうど米国では、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大ヒット上映中です。マリオと共闘するドンキーコングにとっては、高さ6mの巨大筐体がちょうど遊びやすいのかもしれません。


ちなみに任天堂の公式設定では、アーケード版の初代ドンキーコング=現ドンキーコングの祖父であり、同時期に映画で活躍中の孫と一緒に注目を集めたことになりそうです。


《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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