リアルワールド狩猟ゲーム『モンスターハンター ナウ』発表、ポケモンGOのナイアンティックとカプコン共同開発

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岡安学

eスポーツ関連とデジタルガジェットを中心にWebや雑誌などで活躍中。近著に秀和システム刊「最新eスポーツの教科書」、技術評論社刊「図解即戦力 ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書」

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Niantic,Incとカプコンは、カプコンの世界的人気シリーズ『モンスターハンター』を現実世界でも体験できるモバイルアプリ『Monster Hunter Now』(モンスターハンター ナウ)を2023年9月にリリースすると発表しました。4月25日から同タイトルのクローズドベータテストを実施します。参加申込みはmonsterhunternow.comから本日より可能です。

『Monster Hunter Now』は、Niantic,Incが得意とする位置情報を使い、現実世界と『モンスターハンター』の世界を融合させています。『ポケモンGO』のポケストップや『Ingress』のポータルなど、拠点情報を活かし、『モンスターハンター』でおなじみの素材を得ることができます。地形は場所によって沼地や砂漠などに変わり、獲得できる素材や出現するモンスターの種類が変わってきます。

街なかには『モンスターハンター』シリーズに登場したモンスターが闊歩しており、それらを狩ることが可能。モバイル機器ならではの手軽さと『モンスターハンター』らしい操作感の両方を実現しており、簡単操作ながら奥深い戦いができます。

バトルは最大でも75秒とお手軽で、いますぐ戦えない場合でも、ペイントボールをモンスターに当てることで、あとからそのモンスターと戦うことも。つまり、通勤、通学途中で見つけたモンスターを家に帰ってからじっくり倒すことができるわけです。ちなみにペイントボールはオトモアイルーがゲームを起動していない時にも投げてくれることがあります。移動中ゲームを立ち上げていなくても、ゲームがゆっくりできる状態になったら、すぐにモンスターと戦うことができるのです。バトルはひとりでも戦うことができますが、『モンスターハンター』シリーズと同様に最大4人までチームを組んで戦えるので、知り合い同士で戦うだけでなく、近くにいるハンターに募集をかけることも可能です。

モンスターを倒すことで素材が入手できるのは『モンスターハンター』シリーズと同様。素材を使ってアイテムや武器を生成していきます。武器は現段階で人気の武器を用意しており、随時追加される予定です。モンスターは『モンスターハンター』シリーズで登場している人気モンスターを中心に、こちらも増えていく予定。展開次第では『Monster Hunter Now』オリジナルのモンスターが登場する可能性もありそうです。

『Monster Hunter Now』の誕生は、4年前にNiantic,Incのジョン・ハンケ氏がカプコンの辻本良三氏に話を持っていったのがきっかけ。辻本氏も位置情報ゲームに興味をもっており、もし『モンスターハンター』で位置情報ゲームを作るのであれば、Niantic,Incと一緒に作りたいと考えていたそう。ものの5分で話はまとまったと言います。

発表会終了後、実際にプレイすることもできました。詳しくは後の記事で書きますが、思った以上に『モンハン』でした。バトルはかなり簡略化されていましたが、歴戦のハンターにも納得できる内容。初心者でもわかりやすくアクションが苦手のプレイヤーでも楽しめそうです。

© 2023 Niantic. Characters / Artwork/ Music © CAPCOM CO., LTD.

《岡安学》

岡安学

eスポーツ関連とデジタルガジェットを中心にWebや雑誌などで活躍中。近著に秀和システム刊「最新eスポーツの教科書」、技術評論社刊「図解即戦力 ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書」

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