Steamがゲーム画面に貼れるメモ機能追加、ブラウザや動画もPinPでながら観が可能に。ベータ版大幅更新

ガジェット PC
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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ValveがSteamクライアントベータ版をアップデートしました。Steamデスクトップに多数の新機能や改善が加わります。

主な変更点は、プレイ中にSteamクライアントの機能を呼び出したり、コミュニティにアクセスできるゲーム内オーバーレイが大幅にリニューアルされたこと。ゲームのプレイを助ける要素や、ウィンドウを画面上にピン留めしてプレイしながらできることが充実しています。

試用するにはSteamクライアントベータに参加する必要があります。

まず新登場のメモアプリは、プレイしているゲームのメモを書き留めたり参照できる機能。ピン留めすることで、オーバーレイを閉じてもゲーム画面上に表示できます。

メモはリッチテキスト形式で装飾もでき、1つのゲームにつき複数作成できます。

メモは各ゲームにひも付けて保存され、他のPCにもクラウド経由で同期されるため、プレイ環境ごとにばらつきや重複が起こる恐れもなさそうです。メモ自体はオフラインモードでも使用できます。

オーバーレイからウィンドウをピン留めできる機能は、メモの他にガイド、掲示板、Steam内ブラウザ、さらには他のゲームも対象となっています。

それぞれの透明度も調整でき、「ゲームの上にゲーム」表示をしたり、ゲームをしながら動画やガイドを見ることも可能です。

オーバーレイでは「ゲーム概要」も確認が可能に。たとえば実績の進行状況や同じゲームをプレイ中のフレンド、ニュースなど、そのユーザーが最後にプレイしてから何があったかが一目で分かります。

さらに新規追加のツールバーにはフレンドとのチャットや実績の進行状況、掲示板やブラウザなど一通りの機能にアクセス可能。こちらはアイコンビューとリストビューを設定で切り替えできます。

ほか通知機能やスクリーンショットマネージャーも刷新され、可視性や操作性が向上します。

このうちメモアプリは、Steam Deckにもまもなく対応予定とのこと。様々なマシンをまたいでゲームをプレイしていると、どこまでストーリーが進んだか、次にやるべきことは何か、どこを目指しているかを忘れてしまいがちです。が、クラウド同期されたメモを画面にピン留めしておけば、スムーズに続きがプレイできそうです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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