PCエンジン互換機Analogue Duoが予約受付開始。FPGAで高い互換性、スパグラやアーケードカードも対応

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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海外ゲーム機メーカーのAnalogueは、PCエンジン互換機の「Analogue Duo」の予約販売を開始しました。

日本時間で20日午前0時から受付が始まっており、本体カラーはPCエンジンDuoの日本版と米国版を意識して白と黒の2色。本体価格は249.99ドル+送料(東京の場合は+79.99ドル)で、2023年内に出荷予定です。

もともとAnalogue Duoが発表されたのは2020年10月、今から2年半以上も前のこと。当時は200ドルと予告されていましたが、物価高騰のためか50ドル値上げされています。

Analogue DuoはNEC-HE製PCエンジン/TurboGrafx-16(海外版)系列のほぼ全タイトルを遊べると謳う互換ゲーム機です。PCエンジンやTurboGrafx-16、PCエンジンCD-ROM2およびTurboGrafx CDや、日本だけで発売されたスーパーグラフィックスまでも網羅。またRAM増設カード「アーケードカード」必須のゲームも対応しています。

本製品はPCエンジン系列機のハードそのものをFPGAチップで再現しており、ソフトウェアエミュレーションは使われていません。オリジナルのHuカードが挿せるカートリッジスロットやCD-ROMドライブ、昔のコントローラーが接続できるポートも備えており、PCエンジンユーザーはお手元のアクセサリー類が流用できます。さらにはNTSCやPALにも対応し、過去のアナログテレビにも表示できます。

すべてがオリジナルのままではなく、HDMIポートはラグなし&信号劣化ゼロで最大1080pの解像度、SDカードスロットや有線コントローラー用のUSBポート×2、無線コントローラーなどが繋げるBluetoothも搭載。コントローラーは同梱せず、別売りとなっています。

Analogue社のレトロゲーム互換機は、予約が開始した直後に瞬殺が恒例となっています。また生産台数も限られており、ゲームボーイやゲームギア(別売りアタッチメントが必要)のカートリッジが遊べるAnalogue Pocketは記事執筆時点で予約不可、メガドライブ互換機のMega SG等は売り切れとなっています。

同社のゲームハードは非常に高い互換性に定評があり、当時のゲームカートリッジやCD-ROM、専用ゲームコントローラー諸々が流用できる上に現代のHDMI対応テレビが使える、つまり追加投資なしにすぐ遊べることが魅力です。予約のチャンスを逃すと入手する難度が跳ね上がることもあり、送料込みで約4万5000円を安いと思えるPCエンジン愛好者は発注してもよさそうです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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