Hello Gamesは、昨年のWWDC 22でプレビュー紹介した宇宙開拓ゲーム『No Man's Sky』のMac版を、WWDC 23まであと数日という段階で発売しました。執筆時点ではSteamから入手が可能になっています(Mac App Storeも間もなく)。
Mac版『No Man's Sky』は「すべてのApple Silicon Macと、一部のIntelベースのMacでプレイ可能」です。Intel Macの最小スペックはIntel Core i5 CPU、8GB RAM、Radeon Pro 570X 4GBグラフィックスカード、20GBストレージ。
Macへの最適化要素としては、Macの内蔵SSDへインストールすることでロード時間の短縮が期待でき、MetalFX技術によるアップスケーリングにより一貫したパフォーマンスを発揮すると開発スタジオは説明しています。他にもMetal 3のサポートで、ラップトップやローエンド機でも電力消費を抑えつつ「コンソール品質」のグラフィックスを実現しているとのこと。
Mac版『No Man's Sky』は新規購入なら6500円ですが、他のデバイス向けにSteamで購入済みならばそのまま追加費用なしで遊べます。PC・Mac間でのクロスセーブをサポートすさるため、これまでPCで積み上げてきたゲームの続きを、Macでプレイしていくことが可能です。
クロスプレイにも対応しており、Mac、PCだけでなくXbox One、Xbox Series S|X、PlayStation 4、PlayStation 5のプレイヤーとも同時にゲームを楽しむことができます。
『No Man's Sky』といえば、2016年の発売から幾度となくアップデートを重ねてゲームとしての楽しみを拡大しつつ、PC版やPlayStation 4版にはVRモードも追加してきました。今年2月にはPlayStation 5版も、PS VR2への対応を果たしています。
となれば、気になるのはMac版もVR対応する?というところ。どうなるかはわかりませんが、Hello Gamesのファウンダー、ショーン・マーレイ氏は、意味深なツイートを投稿しています。
WWDC 23では、アップル初のAR/VRヘッドセット「Reality Pro(仮)」が発表になるとのうわさが絶えず、期待感が高まっています。もし本当にこのヘッドセットの発表が行われるのなら、デモプレイを披露するためのタイトルとして『No Man's Sky』が使われる可能性もありそうです。