米スマホメーカーOrbicが日本参入。タフAndroidタブレットやエントリースマホを展開

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山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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米モバイルデバイスブランドOrbic(オルビック)の日本法人であるJapan Orbicは6月1日、日本市場への参入を発表しました。4Gスマートフォン「Fun+ 4G」、4Gタブレット「TAB 8 4G」、「TAB 10R 4G」、ワイヤレスイヤホン「Orbic Ear Buds」とアクセサリーを6月から展開します。

Orbicは2006年に米国で創業した企業で、米国の大手通信事業者Verizonはこれまで15機種を採用しています。米国、台湾、インドに開発拠点があり、生産拠点はインド、一部中国にも置かれています。北米以外では、2022年にオーストラリアに参入していました。

Fun+ 4Gは、スマホ初心者向けのエントリーモデル。想定価格は2万4800円。6.1インチ(1560×720)TFT液晶で、SoCはSmapdragon 680を搭載。RAM4GB、ストレージ64GB。NFCやFeliCaには非対応ですが、背面に指紋センサは備えています。

TAB 8 4Gは、8インチ(1280×800)TFT液晶のタブレットで4G接続に対応。SoCはSnapdragon 680、RAM3GB、ストレージ32GB、バッテリー容量は4300mAh。想定価格は2万7800円。

TAB 10 4Gは、10インチ(1280×800)TFT液晶のタブレットで想定価格は3万9800円。コロナ禍でリモート授業が始まった米国で「児童・生徒がタブレットを粗雑に扱って壊れた」との声が寄せられ開発されたとのことで、Mil-810-STD相当の堅牢性と、IP65の防水防塵性能を備えており、スタイラスペンも付属します。Snapdragon 680、RAM4GB、ストレージ64GB、バッテリー容量は6000mAh。

Orbic Ear Budsは、SBCとAACに対応したシンプルなワイヤレスイヤホンで、想定価格は4800円。

ハイエンド市場の不振が伝えられる最近の日本市場では、日本メーカーの撤退が相次ぎエントリーからミドルクラスは中国製品一色。そのミドル~ハイミドルに関してもGoogleのPixelが一人勝ちの様相になってきているので、ここに来ての米国メーカー参入は市場の活性化という点からも歓迎したいところ。

とりあえずはエントリー向けの4Gモデルからとなりますが、日本市場向けにFeliCa搭載端末をリリースするのか、5G端末はどうなるのか、キャリアからの販売はあるのかなど、今後の動きに注目したいメーカーです。

《山本竜也》
山本竜也

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