マイクロソフト、Windows版Cortanaを2023年後半サポート終了。Windows Copilot等に乗り換え推奨

テクノロジー AI
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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マイクロソフトは、Windows用の音声アシスタントCortanaを、2023年後半以降はスタンドアロンアプリとしてはサポート終了すると発表しました

この終了はWindows向けスタンドアロン版のみで、OutlookモバイルやTeamsモバイル、Microsoft TeamsディスプレイやMicrosoft Teams Roomsの会議室では引き続き利用できます。

Cortanaは2014年の開発者イベントBuild 2014にて正式発表され、当初はWindows Phone 8.1で利用可能でした。そして2015年にはWindows 10に搭載され、同年内にiOSやAndroid版アプリも登場。アップル製品におけるSiri的な位置づけとなるはずであり、モバイル向け音声アシスタントとしてはアマゾンのAlexaに競合するとも思われましたが、それほどの認知度や人気を得ることはできませんでした。

実際マイクロソフトは、Cortanaを縮小する動きを進めてきました。2020年5月の大型アップデート「Windows 10 May 2020 Update」では、従来はタスクバーと一体化していたCortanaをスタンドアロンのアプリとしてOSから切り離しています。さらに2021年4月には、AndroidとiOS版アプリのサポートも終了していました。

公式リリースでは、マイクロソフトはAI機能が強化されたWindowsとEdgeで、強力な生産性機能に引き続きアクセスできると述べています。これには会話AIをOSやウェブブラウザに統合した「Windows Copilot」が含まれます。


今回の発表ではCortanaのサポート終了よりも、それを代替する新たなAIサービスの紹介に字数が割かれています。Microsoft 365 Copilotにも言及があり、同社がAIアシスタントで後退したのではなく、大規模言語モデルという新技術により、次のステージに進んだことが強調されている感があります。


《Kiyoshi Tane》

Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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