年に一度のファンイベント Tudum で、Netflix が『三体 Three-Body Problem』の予告編を公開しました。
『三体』は中国の作家 劉慈欣 によるSF小説シリーズ。人類と異星の『三体文明』との遭遇を壮大なスケールで描き、中国国内はもとより世界的なベストセラーとなりました。
中国でも実写およびCGアニメで映像化されていますが、ネトフリ版は人気ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(GoT)で知られるクリエーター デイヴィッド・ベニオフとD.B ワイスの二人組がショーランナーを手掛ける大作シリーズとして、2024年1月より配信します。
公開された予告編は、小説シリーズの第一作『三体』で描かれたそのままの場面が多数。文化大革命の騒乱、僻地に立つ巨大なアンテナと古風な秘密基地、VRゴーグル、始皇帝時代と思しき大規模な軍隊、犯罪者の潜伏場所に乗り込む強面の警官、燃え上がる世界等々。
すでに明かされているキャストは、葉文潔博士がRosalind ChaoとZine Tseng、史強がベネディクト・ウォンなど。マーベル映画の「ソーサラー・スプリーム」ことウォンでおなじみのベネディクト・ウォンです。
途中、あまり人類の都合を考えてくれなさそうな表情の美女が大胆なドレスと裸足で溶岩の上を歩いたり日本刀を振るっていますが、こちらは智子さんこと Sophon を演じる日系米国人女優・映像作家の Sea Shimooka。
ネトフリ版『三体』はファーストシーズン8エピソードの配信が決定していますが、全体でシーズンいくつまで続くかは未確定。
小説『三体』から始まる原作シリーズ『地球往事』三部作を真面目に最後までやるには、端折るにしても相当のシーズン数が必要になると思われるため、ゲーム・オブ・スローンズなみにヒットして製作続行となることを祈るばかりです。