モトローラ・モビリティ・ジャパンは、折りたたみ端末「motorola razr 40 ultra」を7月21日に発売します。価格は15万5800円。
海外では6月に発表されていた端末で、モトローラとしては4世代目の折りたたみ端末です。縦に2つ折りというスタイルで、外側のディスプレイ(アウトディスプレイ)が3.6インチ(1066×1056ピクセル)と大型化したのが大きな特徴となっています。
このアウトディスプレイでは、カメラや決められたウィジェット以外に通常のアプリも使用可能です。閉じた状態でGoogleマップを表示したり、決済用のQRコードを表示したりといったことが可能。リフレッシュレートも144Hzと高くなっており、ちょっとしたゲームもプレイできます。
メインディスプレイは6.9インチ(2640×1080ピクセル)の有機ELで、こちらのリフレッシュレートは165Hz。アスペクト比が22:9と細長くなりますが、ゲーミング用途でも活用できそうです。
なお、新採用の水滴型ヒンジにより、折りたたんだ状態での隙間がほとんどなく、またディスプレイの折り目も目立たなくなっています。
背面カメラは1200万画素のメインカメラと1300万画素の超広角+マクロというデュアル構成。フロントカメラは3200万画素で4つのピクセルを束ねて光量をアップするクアッドピクセルに対応します。
SoCはSnapdragon 8+ Gen 1で、RAM8GB、ストレージ256GB。指紋センサーは右側面の電源ボタンに搭載しており、閉じた状態でも利用可能です。
バッテリー容量は3800mAhで、TurboPowerチャージャーを利用することで最大33Wの急速充電に対応(チャージャーは非同梱)。5WのQiワイヤレス充電にも対応しています。
IP52の防滴防塵なので、ちょっとした水滴などは問題ありませんが、基本的には水回りので使用は避けたほうが無難そうです。また、FeliCaは非搭載でおサイフケータイは使用できません(NFCは搭載)。
本体サイズは約170.83mm x 73.95mm x 6.99mm(最薄部)で、折りたたみ時は約88.42mm x 73.95mm x 15.1mm。重さは約188gと一般的なスマートフォンと変わりません。
なお、折りたたみ端末はディスプレイ破損が心配という声も聞かれますが、razr 40 ultraには、12ヶ月の保証期間内中に1度だけディスプレイ交換を無償で行える「ディスプレイ破損1回無料サポート」が付属しています。
MOTO STOREのほか、家電量販店やAmazon、楽天市場などでも販売されますが、通信事業者としてはIIJmioの独占で、13万9800円で販売されます。また、10月31日までの期間限定で11万9980円となるほか、7月31日まではギガプランの音声通話機能付きSIMをMNP転入で申し込むと一括10万9800円で購入可能です。
縦折り端末は、7月末にSamsungのGalaxy Z Flip5も発表予定となっています。ただ、こちらはグローバル発表なので、日本国内での発売は例年通りであれば10月くらいになると考えられます。一足早く折りたたみ端末を手に入れるか、FeliCaが使えるであろうGalaxy Z Flip5を待つか。非常に悩ましいところです。