1998年5月、アップルに戻ってきたスティーブ・ジョブズが最初に発表したMacが、「ボンダイブルー」と呼ばれたカラーリングの、半透明(アップルはトランスルーセントと呼んでいました)iMacでした。以降パソコン周辺機器は、iMacに合わせた半透明製品で溢れかえります。デザインを真似たパソコンも登場し、Appleから訴訟されたりもしました。その後iMacはカラーバリエーションを拡充、さらに水玉模様や花柄といったモデルを投入し、黒やベージュだけだったパソコンボディーに大変革をもたらしました。
▲初代iMac
さてそんな古き良き時代を思い出させるのが、この6月に発売されたSHARGEのモバイルバッテリ「Flow」です。
▲SHARGEの新作モバイルバッテリー「Flow」
元々SHARGEは、中身がスケスケのモバイルバッテリー「SHARGE STORM2」や、1980年代の箱型Macintoshをモチーフにした充電器「Retro35 35W」を製品化してきました。Flowのスケルトンカラーも当然「狙い」なのでしょう。
カラーはブルー、グリーン、パープル、ホワイトの4色。写真はパープルになります。バッテリー残量は上部の「ライトセイバーインジケータ」で表示されます。端子は左右に1つづつ。USB-Cは本機への充電と給電を兼用します。USB-Aは給電のみです。
▲残量は上部の「ライトセイバーインジケータ」で表示
容量は10000mAhとなってますが、これは2つのバッテリーセルの合計容量。実際には5Vに昇圧出力しますので、多少ロスもあって定格容量5800mAhとなります。出力は最大20Wで、USB-Cの出力のみの場合に最大で16V × 1.67Aとなります。USB-CとUSB-A両方同時出力した場合は、5V × 3Aで15Wとなります。
▲2系統同時充電中
面白い機能としては、「パススルー充電」があります。USB-Cから充電中にも、反対側のUSB-Aから出力できます。スマホを充電する際にFlowを間に差し込めば、スマホもFlowも両方同時に充電できるわけです。
もう1つは、「低電流出力モード」です。一部のスマートウォッチやイヤホンでは、充電可能な電流が小さすぎるため、バッテリー側が低出力に対応できず、安全のために出力が止まってしまうことがあります。
Flowでは電源が入っている状態で上のボタンを5秒間押すと、ライトセーバーインジケータが点滅し、低電流出力モードに切り替わります。ボタンを3秒押すと、通常出力に戻ります。またスタンバイ状態が2時間続くと、自動的に通常出力に戻ります。
なお専用のバッテリーケースも別売しており、これを使うとストラップで首からバッテリーを吊り下げることができます。
¥990
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
いやバッテリーは首から下げんやろと思われるかもしれませんが、これはスマートフォンやデジタルカメラなどで展示会やイベントなどを撮影して回る際に、外部給電しながら撮影できるので、バッテリー切れや交換タイミングを心配しなくてよくなるんですね。写真を撮ったり動画を撮ったりといったカメラ使いっぱなしのシーンでは、なかなか便利です。
▲専用ケースで首から下げてカメラへ給電
そんなSHARGE「Flow」ですが、現在Amazonでは3,500円 OFFクーポンを配布中。期限は7月30日までとなっています。2000年前後のスケルトンブームをご存じの方もご存じない方も、この機会にどうぞ。