7月23日に横須賀で開催された『Pikmin Bloom』のリアルイベント「Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀」に参加してきました。イベントの様子をつぶさに伝えていこうと思います。
「Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀」は、4月の「Pikmin Bloom Tour 2023:札幌」に続き今年2回目の「ツアー」イベント。横須賀の名所に設置された12か所の『Pikmin Bloom』スペシャルスポットを巡り、特別な金の苗を集めつつイベント限定のメダル獲得を目指す内容です。
金の苗は各スペシャルスポットに触れることでゲットできます。この金の苗から育つピクミンはスポット毎に出現するデコが決まっており、街中では中々見かけないようなレアなデコも入っています。
例えば、みちばたで拾える苗からは通常ならばシール(4色)またはコインのデコがゲットできますが、どれが出現するかはピクミンと仲良くなってデコを拾ってくるまでわかりません。しかし、今回の場合はコイン限定となっているわけです。
公園もレアな四つ葉のクローバー限定となっているので、デココレクターにとってはコンプリートに一歩近づけるイベントでした。
イベントの起点となるヴェルニー公園には運営のテントがあり、そこで受け付けをすることで、ピクミンのサインバイザーやイベントのマップ、『ピクミン4』のポップが貰えました。さらにドブ板通り商店街と三笠商店街ビルではイベントのステッカーも配っており、リアルでもいろいろ貰えるお得イベントです。
『Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀』のルール
参加は事前申し込み制で、抽選にて当選した人のみ参加できました。午前10時、午前11時、午後0時の3つの時間帯の開始時間が用意されており、時間を散けさせることで、余計な混雑や列を作らないような配慮がされています。
Pikmin Bloom Tourに当選した人は、時間になるとゲーム中に『開催中のイベント』として、3つのチャレンジが表示されます。
チャレンジは7000歩の移動、7箇所のスペシャルスポットへのアクセス、ひまわりを3000本植えるの3つ。
7000歩の移動はそのまま、とにかく歩けば良く、ひまわりも3000本のはなびらを撒けばOKです。7箇所のスペシャルスポットについては、横須賀の名所に用意されたスペシャルスポットを見つけ、引っ張ればOK。参加者(当選者)のみに表示される仕組みです。
スペシャルスポットは全部で12箇所用意されており、この中から任意の7箇所を引っ張ればクリアとなります。7箇所のスペシャルスポットをクリアするとイベント限定バッジが貰え、7000歩あるくと金の苗(金のプレゼントシール・赤)、ひまわりを3000本植えると金の苗(金のプレゼントシール・黄)が貰えます。
スペシャルスポットを引っ張ると大量のひまわりのエキスがもらえるので、それをピクミンに与えてはなびらを収集できます。
さらにスペシャルスポットひとつから金の苗がひとつを獲得できるようになっていて、場所によってもらえる金の苗の種類が異なるため、チャレンジが終わっても12ヶ所すべてを回りたくなる感じです。それでは12ヶ所のスペシャルスポット巡りの模様をレポートしましょう。
まずはJR横須賀駅近くにあるヴェルニー公園からスタートです。ここには運営の拠点があり、ピクミンの紙製サンバイザーとイベントマップがプレゼントとして獲得できます。イベント開始30分前くらいにヴェルニー公園に到着しましたが、その時にはすでに結構な人数が並んでいました。
もらうモノをもらったらスペシャルスポット巡りです。特に回る順番はないですが、ヴェルニー公園に戻ってくる必要はないので、近くから順番に巡っていくのが良さそうです。
ということで最初は「JR横須賀駅」です。ちなみに今回のイベント、当初はこの駅からヴェルニー公園に向かおうと考えていましたが、思いのほか時間の融通が利かず、結局、京急の汐入駅からヴェルニー公園へ向かったのでした。
さて、JR横須賀駅でゲットできたのは駅デコの金の苗ですが、切符限定なので横須賀駅の駅名が入り、記念な感じです。
2番目は「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」です。これはヴェルニー公園内にあるので、すぐに到達できました。ゲットできたのはがくぶちのデコです。
3番目に向かったのは「横須賀HUMAXシネマズ」。ヴェルニー公園を出てすぐにある商業施設Coaska Bayside Stores(コースカ ベイサイド ストアーズ)の中にある映画館です。
すでに暑さに辟易していたところで涼しい商業施設に入れるのはそれだけで至福。ここでゲットできるのは当然、映画館のポップコーンのデコ。
映画館はサーチをしても他の施設と一緒に登場することが多いので、一択でゲットできるのはうれしい限りです。
4番目はCoaska Bayside Storesを出てすぐの交差点を渡った先にある喫茶店「MIKASA CAFE(みかさ カフェ)」です。
ちょうど休憩したいところだったので、休んでいくかと思いましたが、考えてることはみんな一緒。すでにかなりの列ができていたので、あきらめて次へ向かうことにしました。ゲットできたのは、コーヒーカップのデコでした。
5番目は横須賀の名所であるドブ板通り商店街の中にあるハンバーガーショップ「TSUNAMI BOX」。ここでは『Pikmin Bloom』のステッカーを配布していました。ゲットできたのは、ハンバーガーショップのバーガーのデコです。
6番目はベーカリーショップの「NOTHING, BUT SUGAR(ナッシング バット シュガー)」です。シナモンロールが有名な店で、こちらも長蛇の列ができていました。ゲットできたのはスイーツショップのドーナツのデコ。
7番目は横須賀中央駅近隣の商店街にあるハンバーガーショップ「カールスジュニア 横須賀中央レストラン」です。カリフォルニアな感じのハンバーガーショップらしいです。ここでもゲットできたのはハンバーガーショップのバーガーのデコ。
8番目はひとつのビルの中にたくさんの店が入った「三笠ビル商店街」。ここでもドブ板通り商店街に続き、『Pikmin Bloom』のステッカーが配られていました。
ゲットできたのは、道ばたコインのデコです。道ばたはシールが4種類(緑、青、黄、ウインター)に加え、コインがあるので、コンプリートが難しいデコです。コイン限定なのはやはりうれしい人が多いのではないでしょうか。
9番目は「三笠公園」です。三笠ビル商店街からちょっと距離があるので、昼食をとってから移動しました。と言っても徒歩移動で無理のない距離となるため、そこまで大変ではありませんが。
三笠公園には記念艦三笠が鎮座しており、東京湾に浮かぶ唯一の無人島「猿島」への船の運航便の発着地でもあります。野外ステージや音楽噴水池、壁泉、芝生広場などもあり、なかなか楽しめる公園です。
『ポケモンGO』のイベントにも使われており、Nianticのゲームのプレイヤーであれば聖地のひとつとも言える場所。通常は低い確率でしか拾えない四つ葉のクローバーのデコがゲットできました。三つ葉のクローバーでないところがイベント感ありますね。
10番目はよこすかポートマーケットにある「溶岩窯パン工房 ブロートバウム よこすかポートマーケット店」。横須賀にはかなり来ていた印象ですが、この施設は知りませんでした。
横須賀や三浦半島の食品店が集まったような、いわゆる道の駅的な感じの商業施設です。どうやら2022年10月にリニューアルオープンしたばかりらしいので、横須賀の新名所ですね。
パン工房以外にも、ハンバーガーやジェラート、プリン、海鮮、ビール、ラーメンなど、多種多様な飲食店が並んでいました。ここは1日居ても楽しいやつです。ここでゲットできたのはイタリア料理店のピザのデコです。
11番目は「YOKOSUKA GENIC STREET(ヨコスカジェニックストリート)」、ポートマーケットから海沿いの道路を進むと現れるアートスポットになります。ここも存在を知りませんでした。2022年11月に誕生したとのことで、これも新スポットですね。横須賀総合高校の生徒による作品1点とプロのアーティストによる作品4点による壁画が展示されていました。
このあたりはヤシの並木道になっており、まさに海沿いの街道って感じでこのアートも良く溶け込んでいます。ここでゲットできたのは砂浜のかいがらのデコです。砂浜は結構限定された場所にしかないので、これはかなりうれしい感じじゃないですかね。まあ、私は取材先でたくさん出たのでコンプしていたのですが。
最後は「うみかぜ公園」です。海と直結した印象を受ける公園です。壁打ちテニスコートや3 on 3バスケットコートなどのスポーツ施設も完備。横須賀はアーバンスポーツに力を入れていることもあり、スケボーエリアやマウンテンバイクのコース、BMX用のランプなどもありました。
さらにバーベキューができる芝生広場。釣りができる親水護岸などもあります。ここでゲットできたのは水辺のルアーのデコ。
これでコンプリート。Tourのチャレンジとしてはどれもそれほど厳しいものではありませんでした。特に7000歩とひまわり3000本は、スペシャルスポット回れば同時進行であっという間にクリアできますし。スペシャルスポットも普通に回れば3時間くらいで行けそうな感じでした。
結構余裕があったのと、横須賀の名所を回れたので、観光としても十分楽しめましたし、それぞれのスポットの店とかその近隣の店とかも観て回る余裕もありました。
さすがに暑さはどうしようもなかったんですが、急かされることもなく、体調管理を優先して休み休み移動していけました。まあ、いずれにせよこのくらいの緩さが『Pikmin Bloom』には合っているかと。最近はゲームの方がいろいろ厳しい仕様になっているので、もうちょっと初期の頃のまったり感が取り戻せてくれたらなぁと思いつつ帰路につきました。