最近のゲームコントローラーは機能が高度化したこともあり、ゲーム機メーカー各社の純正品は以前よりお高めの価格となっています。
そんななか、マイクロソフトはXboxゲームコントローラーの修理・交換パーツの販売を米国で開始しました。通常のXbox ワイヤレス コントローラーと、カスタマイズ対応の高級モデルXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2が対象となっています。
米マイクロソフトストアでは、交換用の基板やスティック、ボタンから振動モーターやカバーまで販売しており、価格は約20ドル~60ドル(約2800円~8600円)。スティックが勝手に動くリフト現象から、トリガーが押し込んだ状態で固着する症状まで幅広く対応しています。「マイクロソフト純正の修理用パーツを使って、保証対象外の Xbox アクセサリの寿命を延ばしましょう」とあることから、基本的には保証期間が切れた製品の修理向けです。
またダウンロードできる説明書や、ステップバイステップで修理を手ほどきするチュートリアル動画も提供中です。
この新たなサービスが米国ですでに開始されたことは、Xbox Insider ProgramのリーダーBrad Rossetti氏がツイートしています。
ちなみにXboxコントローラーの修理パーツは、修理業者iFixitも販売中です。こちらは永久保証がつくメリットがありますが、マイクロソフトストアの方が品ぞろえは幅広くなっています。
最近、ユーザーによるDIY修理を想定しているゲーム大手はマイクロソフトだけではありません。ソニーも高級コントローラーDualSense Edgeに交換用スティックを同梱し、交換しやすい機構も備えています。もっとも、ソニーは修理パーツの単品販売はしていません。
また任天堂もNintendo SwitchのJoy-Con修理パーツを販売していませんが、英国や欧州等では保証期間切れでも「ドリフト」症状が起こったJoy-Conは無償修理する方針を表明しています。