京セラは8月3日、高耐久スマートフォン「DuraForce EX KY-51D」を法人向けに2024年1月下旬以降に発売すると発表しました。SIMフリーモデルとしてリリースされるほか、ドコモとソフトバンクからも発売予定となっています。
京セラの高耐久スマートフォンといえばTORQUEシリーズがメジャーですが、DuraForceシリーズは主に北米向けに展開されているシリーズです。これまでも国内ではSIMフリーとして販売されていましたが、今回はキャリアからの販売も行われます。
高耐久スマートフォンらしくバンパーを搭載した堅牢ボディで、21項目のMIL規格に準拠。1.5mの高さからコンクリートに落とすなどの独自試験や、泡ハンドソープでの洗浄試験もクリアしています。
5.8インチ(HD+)のディスプレイには、AGC(旭硝子)のカバーガラス Dragontrail STAR2を採用。2層の強化層で割れにくさと傷つきにくさを実現しているとのことです。
また、現場作業で利用されることを想定し、最近では珍しくなったバッテリー交換に対応。ウォームスワップ対応で、本体の電源を切らずに交換ができます。
生体認証は指紋認証(側面電源ボタンに搭載)と顔認証に対応。一定回数ロック解除を失敗した場合に本体を初期化するローカルワイプ機能も搭載しており、紛失時などの情報漏洩リスクを軽減しています。
このほか仕様としては、SoCはMediaTek Dimensity 700で、RAM4GB、ストレージ64GB。最大1TBのmicroSDXCも利用可能です。背面カメラは1600万画素のシングル仕様。フロントカメラは700万画素。なお、おサイフケータイにも対応しています。
京セラのスマートフォンに関しては、5月に開催された決算報告で谷本社長が「コンシューマー向けの携帯端末事業からは撤退する」との方針を明らかにしましたが、その後、TORQUE STYLEでは「TORQUEについては法人向けでも多くのお客さまにご愛顧いただいており、コンシューマー・法人のお客さま双方のご期待に応えるべく今後も継続していきたいと考えております」とお知らせが掲載されていました。
結局のところ、コンシューマー向け端末を継続するのかどうかはっきりしませんでしたが、DuraForce EXは法人向けがメインではあるものの、コンシューマー向けにも販売はあるようです。今後も積極的にコンシューマー向け端末の開発は行わないものの、法人向け端末を個人に販売することはある、という方針なのかもしれません。
¥82,057
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)