Twitter改めXの広告収益分配、初回から支給遅れ 「予想以上の申し込みのため」

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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Twitter改めXは先日から受付を開始した広告収益の分配(アドレベニューシェア)プログラムについて、初回分の支払いが当初予告より遅れていることを告知しました。

収益分配を受ける資格があり、申し込みをしたユーザーは7月31日週に初回の支払いを受けられるはずでしたが、Xによれば「予想を超える申し込みがあったため」処理が遅れ支払いができていない状況です。

サポートページでは遅延後の支払い期日について特に見込みや予定などは示しておらず、「できるかぎり早く」支払うと述べています。

イーロン・マスク氏によれば、レベニューシェアプログラムへの関心は予想をはるかに上回って高かったため、「処理にもう数日かかる」「まもなく多額の分配がある!」とのこと。

Twitter改めXのアドレベニューシェアは、自分のツイートに表示される広告収益の一部をXから受け取ることができるプログラム。

ツイートするだけで稼いで生活できる仕組みとして、オーナー兼CTOのイーロン・マスク氏は繰り返し加入を呼びかけてきました。

マスク氏は「誰でも参加できる」と表現していますが、参加して実際に分配を受けるには、

  • 有料プラン X Premium (旧Twitter Blue)に加入すること(または組織として認証を受けること)

  • フォロワーが少なくとも500人いること

  • 直近三か月のツイートインプレッションが1500万以上

  • 18歳以上であること

といった条件があります。

「コンテンツクリエーター」向けと表現されることもありますが、特に写真やイラスト、動画、音楽等に限ったプログラムではなく、短文のみの一般的なツイートでもコンテンツとしてカウントされます。

いわゆるバズるツイートを繰り返して表示回数が多ければ対象になるほか、インプレッションはすでにバズった他人のスレッドにうまく自分のツイートを差し込んだり、敢えて反論や賛否がある内容でリプライを稼ぐことで上位に表示されれば増えることになります。

特に参考になる情報や自分の意見がなくても、どころか全く関心がなくても、その時々でトレンドになったところに、できれば訂正や反論を招くような、感情を刺激するような内容を投げ続けることがインセンティブになる側面もあります。

Twitter / X側としては、内容は問わずツイートと会話に参加する人が増え、広告の表示回数が増えること、また分配の資格を得るためにTwitter Blue / X Premiumへ参加するユーザーが増えることが利益です。

《Ittousai》
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