ソニーが2023年秋にPlayStation 5の改訂モデル、すなわち基本的な性能は変えないまま、コストダウンのため光学ディスクドライブを着脱式にしたものを出荷するのではとのうわさは昨年からありました。
最近も著名リーカーがその主張を繰り返すなか、国内ではPS5本体にコントローラ2台セットで実質値下げともいえるダブルパックを発売。海外では英国やEUなどで本体そのものの値下げも相次いだことから、確たる証拠もないまま、そろそろ中継ぎモデルが出るのではという期待が広まりつつあります。
そんななか、ソーシャルメディアでは新型PS5「CFI-2016」と称する短い動画が現れました。
まず動画よりも前の今週半ばには、「PS4&PS5のソフトウェア開発者でリバースエンジニア」と自称するBwE氏が、新型PS5の型番は2000シリーズであり、「(本体は)5cmほど短く、それほど薄くはない」「ケースの両側に、二つの目立つ黒いスリットがある」などを文章で投稿していました。
ついで、その描写と一致する画像をゲーム業界ジャーナリストの Andrew Marmo氏が投稿。大元のソースは中国A9VGフォーラムであり、要は拾いものです。
それを受けて、火元となったBwE氏が9秒の動画を投稿。前面から底面、横側までのあらましを、短いながらも確認できます。
今回の動画では、あたかもBDディスクドライブを区切ったかのような分割線と、手でつかみやすそうな突起が見てとれます。
そして側面には、P5本体とディスクドライブ部分を分割するような黒いスリットがあります。反対側にも同じラインがありますが、デザイン上のバランスを取るためかもしれません。
従来のプレイステーション5本体には、光学ディスクドライブを搭載した通常版のPlayStation 5と、非搭載でやや安価なデジタル・エディションの二種類があります。デジタル・エディションに後から接続できるPS5用BDドライブは用意がなく、着せ替えできる側面カバーも通常版PS5とデジタルエディションでは別製品になっています。
BWE氏は「ケースのSKU(在庫管理上の単位)にはAもBもない」つまりディスクドライブ搭載の通常版となしのデジタル版の区別がないとも付言。そこから「ドライブは付属しておらず、別途購入し、後から取り付けるのでしょうか?そうした構造なら、スリムと呼べるほどスリムになるのかな?」との推測も述べています。
ゲーム業界のインサイダー情報に詳しい有名リーカーTom Henderson氏も、改良型PS5の発売が9月に設定されていると主張していました。
もしも着脱式ディスクドライブ対応になるとすれば、生産・流通するPS5本体は一種類で済み、パッケージ版などでBDを使いたいユーザーがドライブだけ買い足せば良いことになります。
ただ従来型のPS5ユーザーにとって気になるのが、これまで発売されてきた別売りのカバーを新型にも流用できるかどうか、ということでしょう。
特に『Marvel's Spider-Man 2』に合わせてのシンピオート仕様のカバー発売を控えている時期だけに、旧型用カバーと新型PS5本体との互換性があるのか。それとも、新型に合わせたカバーが別途、追加で発売されるのか。そちらの続報も待ちたいところです。
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