まず、連載タイトルの変更についてお知らせです。Google特別対策室というのは、ウルトラマンの科学特捜隊がシン・ウルトラマンで禍威獣特設対策室(で、カトクタイ)になったのを受けてつけたのですが、この作品も登場から1年以上が経ち、シン・仮面ライダーも出たしで、このシャレがそろそろ通用しなくなっているのではないかと考え、もっと一般的な名前にしようということになりました(星雲賞おめでとうございます)。記事内容としては特に「対策」しているわけでもないので。新しい名前は「Google Tales」、Googleに関するさまざまな話題、という意味合いです。以後、こちらの名前でよろしくお願いします。
では本編。
今頃になってコロナに感染しました。もう治ったんですが、熱が下がった後の自主隔離3日間は仕事をする気にもならないけれども半端に元気はあって退屈でした。
そんなとき、最大の味方になってくれたのはPixel Tabletでした。
前回このコラムでご紹介した段階ではまだなかったスタンドつきカバーもつけてパワーアップ。寝室で大人しく横になっている間中、Pixel Tabletが気を紛らわせてくれました。
▲スタンドつきカバーがやってきた
寝そべって使うには自宅の12.9インチiPad Pro(カバー付きで874グラム)はちょっと重いし画面も大きすぎる。10.2インチのPixel Tabletだってカバーをつけると700グラム超ではありますが、枕を高くして、お腹の上にスタンドで立ててAmazonプライムビデオやNetflixを見るのにちょうどいい安定感です。
▲お腹タブレットの図(イラスト:ばじぃ)
意外と気になったのは、左右側面に4つあるスピーカーからの音の振動です。カバーの材質(シリコン)の性質なのでしょうか、カバーを付けたらスピーカーからの音でカバーのスピーカー穴周辺が細かく振動して、手がくすぐったいのです。カバーなしではそんなことはなかったのですが、これにはちょっとびっくり。
▲左右側面のスピーカー。ちょうど手の指が当たります
お腹の面積がそれほど広くないので、手を添えないと安定しないこともあり、でもくすぐったいのは嫌なので、音はPixel Buds(Bluetoothイヤフォン)で聴くことにしました。
音楽を聴くだけなら充電スピーカーホルダーに乗っけていい音で聴きたいものです。自主隔離中は、充電スピーカーホルダーをリビングの定位置からベッドサイドテーブルに移しました。スピーカーホルダーは400gくらいと比較的軽いので、移動は楽ちんです。
▲充電スピーカーホルダーは400gくらい。Pixel Foldは280gくらい
移動が楽ちんといえば、スタンド付きカバーが来るまでは、仕事で毎週参加しているGoogle Meetでの定例ミーティングのたびに定位置からデスクのノートPCの隣に充電スピーカーホルダーを移動して、Pixel Tabletで参加していました。それ以前はかなりスペックが低いChromebookで参加していたのでエフェクトが満足にかけられなかったのが、Pixel Tabletにしたらエフェクトが使い放題なのはいいんですが、自分の顔もクリアに映りすぎで相手に驚かれるほど。
スタンド付きカバーが来てからは、スピーカーホルダーを移動せずに本体だけをノートPCの横に置くようにしました。これだとGoogle Meetのウリの1つである、話者が移動するとカメラがそれを追尾する機能は使えないですが、ミーティング中に席を動かない私には不要です。
▲Google Meet中
発売前は正直なところ、Pixel Foldほどには期待していなかったPixel Tabletですが、コロナに罹患して部屋に閉じこもっている間、大変頼もしいサポーターになってくれました。
▲わりとどこにでも引っ掛けられる
ちなみにPixel Foldは、ぎっちりと重い感じで、開くのにも(熱があると)力がいる感じがして、コロナ中はあまり手が出ませんでした。Pixel Foldはどちらかというとアウトドアで活躍しそうです。仲間とセルフィーをとったり、旅先の夜空の写真をとったり。元気でアクティブな人にお勧めかも。